田舎に暮らすぞ計画

東京を離れ、田舎に移住・・・八ヶ岳山麓での生活と田舎暮らしDIYの、発見の日々を綴る田舎暮らしブログ。

ローボードっぽい収納家具を作ってみた|テレビは無いけど収納ボックスのかわりに

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ローボードというか、収納BOXのかわりになるような家具を作りました。中身が見えないように扉&引き出しタイプです。

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子供が使っている収納ボックスも少々リニューアルが必要と思い、ローボードっぽい形で収納ボックスを作ることに。。

 

ローボードタイプの自作収納ボックスの作り方

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とりあえず、手元にある材料をざっとみて、手書きで材料のイメージをします。

本体の箱、引き出し、引き出しの突き板、扉、背面や底板など。

最大幅80cmほどだけ決めて、あとは材料に合わせます。

※今回、買い足しは無しでした。

 

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本体はケヤキの板を使います。

プレーナーで厚さをあわせます。

 

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扉や引き出しの表面には、槐(エンジュ)の板と、ローズウッドをつかってみることにします。

引き出しの中は、やわらかい桧と桐の合板が余っていたので使います。

 

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ケヤキの板は幅15cmほどなので、これをビスケットジョイントではぎ合せて26cmの板にします。

 

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長さと幅を揃えたら、さらにビスケットジョイナーで穴をあけていきます。

 

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 向きや位置を間違えないように注意。よく間違うんですよね、、、

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箱と扉・引き出しの板のカット作業が終了。

 

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間違いがないか仮組をしてみます。

ここまではノーミス!

 

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そして接着!

ベッセイクランプをすべて導入。

 

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板のわずかなズレがでますので、カンナで修正していきます。

こういうのは手道具でしかできないのですが、手道具作業がいちばん楽しいって思えるときです。

※ひたすら精巧な電動木工道具を駆使するのはつまらないっていってんだよ。

 

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で、こういうズレが一番困ります。板面自体をけずらなくてはならない!? いやいや、これは放置します(笑)

 

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さて、引き出しの中ですが、INCRAのボックスジョイントをつかってあられ加工をします。

 

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簡単です。簡単ですが、めったに使わないので、毎回使い方を動画で確認しているので、けっこう時間かかりますw

 

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クランプで圧着。

 

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箱が揃いました。

楽勝!

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って思ったら、棚の上下を同じ幅にしていたのですが、作業中に間違えてしまい、上の棚と下の棚の幅を変更しました。

そのおかげで、引き出しのひとつが入らなくなってしまったので、強引に引き出しを丸ノコでカットしました^^; 

 

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900mmの桐の合板をカットします。

 

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引き出しの底板として、木ねじを打ち付けていきます。

ネジが干渉しないように板にしっかり埋め込みます。

 

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余分な部分をカットします。

 

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BOX本体の背板としてもこれを使います。

 

背面をいつもどうするか悩むのですが、収納の容量を考えると、後ろから板をつけるのが一番容量は増えるかな、と。

 

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箱をひっくり返して、表の板を並べてみます。

なかなかな感じ?

ローズウッドってアクセントあっていいよね。

 

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塗装します。今回も、桐油にテレピン油を少々まぜて塗ります。

 

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室内気温が10℃以下でしたので、ストーブをつけるも、長時間室温を保つのは難しく、乾燥がかなりてこずりました。
そして、乾かないうちに出張にいったりしていて、ほんと、参ります。。

 

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ローズウッドの板を引き出しに固定したら、つまみ(ノブ)用に穴を開けます。

 

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今回選んだのは、陶器製のレトロな取っ手。

しかし、この丁番をつけるのがやっかいで、大失敗をしてしまいました。

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ネジが折れた・・・>┼○ バタッこれが3回起こっただけでなく、丁番の付け間違いもやってしまい、板が穴だらけに・・・…(o_ _)ノ

 

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なんとかごり押しでつけましたが、アンバランス。しかも、左右の扉で金具が違います^^;

 

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扉の開閉は、押すだけで開くセイフキャッチ式にしてみます。

ここでもミスを・・

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丁番で扉と本体をぴったりにくっつけたために、半開きのような感じになってしまいました。。。

 

以上、扉の丁番についての反省点は、

①アンティークモノについているネジは信用できない。必ず木工用の日本製のネジを使うこと。

②丁番は2個つけないといけない

③扉と本体は隙間をあけることなどなど。

次回は最近多いスライド丁番をつけてみよう。

 

忘れていた、ローボードの脚!

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脚をどうするか決めていなかったので、その材料(赤っぽい堅木とウォルナット)を準備し、ケガキで墨付けしていきます。

 

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ホゾをカットします。

 

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受け板にはドリルで穴を開けて、、、

 

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ノミでほぞ穴を作ります。今回は貫通させます。

 

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こんな感じ。

 

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脚をややスリムにするために、脚の2面だけをすこし切ります。

 

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あとはベルトサンダーで角をとってきれいにします。

 

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そして圧着。

 

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ホゾの出っ張りを、アサリの無いノコギリでカットします。

シルキーウッドボーイはけっこう必需品

 

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脚と本体の接合も迷いましたが、脚を外すことも考慮して、ダボ継ぎにせずに木ねじで固定しました。

 

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脚は蜜蝋クリームを擦りこんで終わりにします。

 

 

ローボード風収納ボックスの完成

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見た目同様、重たいですw

 

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ドアノブがアクセントになります。

引き出しの板は耳を削らずに、あえてナタ?斧?の傷も残しています。

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無垢の木スマホスピーカーを作ってみた パートⅡ

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スマートフォン用のスピーカー2作目です。

今回は前回の反省点から、もっと使いやすく改良してみました。

他にはない無垢の木スマホスピーカーです!

充電部分が使いにくかったのですが、今度は充電コードを挿したままでスマホを立てられます

 

角材で作るスマホスピーカー

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使う角材は、いつぞやに購入したウエンジという木。アフリカ産のマメ科の木で、黒檀のように黒くて重い印象ですが、外側のシラタが混ざった面白い模様になっています。
ただ、シラタの部分が老木によくあるカビのような模様がはいっていまして、ちょっと微妙かなと思ったんですけど、、、

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出来上がってみると、これがかなりいい味を出してくれています。

 

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角材を10cm幅にカットします。

スマホスピーカーの、スマホを立てる溝の幅は8.5cmなので、10~11cmくらいが妥当でしょうか。

2本の角材からたくさん作れますw

 

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幅や厚みなどを整えます。

それぞれサイズが違っていてもOK

 

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墨付けしたポイントに穴を開けていきます。

コード用の穴は径15mm

スピーカー部も15mm(スマホ溝からスピーカーへつなぐ縦穴は10mm)

スマホの溝は幅8.5mm×奥行15mm×深さ15mm程度

 

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スマホ溝なのですが、ウエンジを作業台の万力に挟んで、型枠を乗せてトリミングしていきます。

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うまく削れました。

 

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ボーズ面(丸面)ビットでスピーカーの出口を加工します。

 

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いい感じです。

 

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今回は、充電コード用の穴を、背面となる部分から鍵穴状にカットします。コードの太さも考慮して4-5mmほどの溝。

これにより木が少々ねじれるかもしれませんね。

底面に固定用の金具かすがいなど付けるといいかもですね。

 

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カッティング終了。スピーカーが左右どちらについていても対応

 

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サンディングをして形を整えました。

#240~320程度

 

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塗装は桐油を塗ります。

油が染み出てくるので、何度も拭きとって、1日置いたら、こんどは蜜蝋ワックスを塗ります。

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ちなみに、私は塗装用の刷毛を100円ショップなどで購入していますが、使い捨てではありませんで、シンナーやテレピン油などで油を落としてラップして保管しておきます。

無垢の木のスマホスピーカーの完成

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縦置きと横置きです。

無垢の木の板でスマホスピーカーを自作してみた

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自宅でスマートフォンを充電しながら、YouTubeなどで音楽を聴くために、お洒落なスマホスピーカーを作ってみました。

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構造は簡単で、スマホを立てる溝と、充電コードの穴、そして、スピーカーとなる穴を開けただけです。

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横置きタイプは、表面に手彫りで模様をいれてみました。

 

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こちら縦置きタイプ。時計付きスマホスピーカーです。

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そのスピーカー部なんですが、単に長い穴を開けただけなのですが、音自体は、けっこう聞こえてきます。

充電しつつ、立てたまま、YouTubeで音楽聞きながらすごせそうです。

無垢板で作るスマホスピーカーの作り方

木製スマホスピーカー自作で検索するとけっこういろんなものがでてきます。ただし、ほとんどが、複数枚の木を組み合わせて作っています。

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手元にあるのは分厚い(45mmと50mm)一枚板ですので、複雑な構造はつくれません。でも、スピーカーとなる穴さえあけられれば、作れるはずです。

1枚の板で2個づつ、縦置きタイプ(時計付き)と横置きタイプのスピーカーをそれぞれ作ってみます。

 型取り

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まずはスマホのサイズとスマートフォンについているスピーカーの場所を確認します。

私のはASUSのZENfoneです、これはiPfoneと同じ個所(右底)にスピーカーがついていました。

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ベニヤでスマホを立てる溝を開けるための型枠を作ります。

だいたい85mm幅にしておけばどんなスマホもはまりそうです。

深さは20mmにします。

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スピーカー用の長い穴を開けるため、きっちりと墨線を引きます。

ちなみに、充電コード用の穴は12mm以上推奨です。10mmにしたら、マイクロUSBのコネクタが入らなかったです。

 穴あけ

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横置きタイプはスピーカー穴を2か所。スマホのスピーカー位置が右でも左でも対応できるようにあけます。そして、スマホ溝と合流するところまで掘ります(板を貫通させない)

穴が深く通常のドリルビットでは届かないので、ロングシャフトのドリルビットを注文してあけました。

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スマホを立てるところには、先に充電コード用穴もあけます。

こちらは下まで貫通。

 

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こちらは縦置きタイプ(時計付き)のほうです。

板の中で穴が直角に合流するように開けます。

直径は12mm

 

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裏面には時計のムーブメントをセットする四角い穴を掘るためにドリルで穴開けしました。

 

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穴あけ作業が終わりました。

溝加工

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時計を入れる部分は、鑿でたたいて四角にしていきます。

 

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ぴったりはまりました。

 

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スマホを立てる穴はトリマーを使って削ります。丸面(丸底)ビットを使います。

 

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20mm削ります。

 

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バランスはいいけど、少々深い感じもしますね。

まぁ、画面は見ないからいいけど。

 

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iPfone用には、中央のボタンが押せるように、このような半円の穴を削ってあげます。

 

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音が出るスピーカー部分は、ラッパ型に丸面ビットで出口を削ります。

けっこう焼けてしまった・・・

 

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板を半分にカットします。

 

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充電コード用に細いドリルで溝を付けます。

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こんな感じ。

仕上げ

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角を丸くして、サンドペーパー(#240→#400)できれいに仕上げます。

 

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横置きタイプには、表面に丸ノミでデザイン彫りしてみます。

 

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縦置きタイプには時計を付けます。

 塗装

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最後に、桐油を塗ります。

桐油にテレピン油を2割ほど混ぜると伸ばしやすいです。

一度たっぷりと塗ったら30分以内にウエス(ワイプオール)で拭きとります。1日置いて乾いたらもう一度繰り返します。

桐油は亜麻仁油に比べて黄ばみがすくないので好きです。

 

 問題点

つくっていて分かった問題点としては、まず、充電コードに関してです。コードの関係上、スマホを立てると手前に倒れ掛かるようになります。それから、穴が小さいとコネクターが入らないです。
コネクターを差すときに、いちいちコードを引っ張り出してスマホに挿すのですが、少々手間なので、コネクターを完全固定してしまいたいのですが、コードが断線したときのメンテを考えると面倒ですよね。

自作の無垢板スマホスピーカーの完成

乾いたら完成です!

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使えそうにない無垢板で壁掛け時計を作ってみた

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時計作成第二弾です!

使い道に困っていた無垢板を使って時計を二つ作りました。

時計つくりは簡単で誰でもできます!

時計はクォーツのムーブメント本体と、針、時計板さえあれば簡単に自作できます。

今回、思い切って誠時のムーブメント10個セットを購入しました。

シャフトの長さをロングにして、比較的厚い板でも取り付けられるようにしておきました。

使えそうにない無垢板を使って時計を作ってみた

使う板は、

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ど真ん中に大穴の開いた薄っぺらいケヤキ。

小口も割れていますが、木目はきれいだからこのまま使えそうです。

 

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それから、この片面が凸凹の端っこ板(センの木)

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センの木は、カンナをかけると、きれいな木目が現れました!

割れがひどいけど、使えそうです。

 

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まずは割れた部分にチギリを入れていきます。

毎度おなじみの作業。

 

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それから、ムーブメントをはめる穴を開けます。

これは、あらかじめベニヤで型枠をつくっておいて、トリマーで掘っていきます。

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時計版の最大の厚みが10mmなので、板が10mmになるくらいの深さに掘りこんでいきます。

 

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今回は、時計の数字のかわりに、木の欠片をつけることにしました。

黒檀を細かく切っていきます。

 

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サンドペーパーで角を少々丸くします。

けっこう地味な作業です。

 

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時計の中心に穴を開けたら、数字代わりの木の配置場所を墨付けします。

 

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表面を仕上げましたら・・・

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ボンドで接着していきます。

 

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しっかり直線をあわせていきます。

ボンドはわずかに付けるだけ。はみ出たら歯ブラシで水拭きします。

 

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桐油の天然オイルを2度塗りして仕上げます。

 

ムーブメントと針を付ければ完成です!

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ケヤキはやっぱりキレイですね。

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こちらはセンの木の時計。

まだ半乾きです。

まな板っぽく仕上がっています(汗

木の板で壁掛け時計を自作してみた

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ケヤキの木の板を使って、壁掛け時計(立て掛け時計)を作ってみました。時計って、作り方がよくわからなくて、後回しにしていましたが、案外シンプルにできるものですね。

板はほとんどカットせずに、割れもそのまま残しました。
数字は大きさもあり、あえて気になる時間のみ付けてみました(笑)

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木の板で作る壁掛け時計の作り方

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使うのは厚み15mmほどのケヤキの板。腐れ節で穴が開いていて、ヤフオクで安価に手に入れて放置していました(値段わすれた)。

こんなどうしようもない板ですが、真ん中へんに穴があるので、時計の中心にしてみます。

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使うのは、いつか買っておいた自作時計の素材。

 

アマゾンでみると、電波式とか多数でていますね。

軸(シャフト)の長さもいろいろあるので木の厚みでチョイスできます。

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まずはシナベニヤに時計本体の枠どりをします。

 

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それをトリマーでケヤキの板に掘り下げます。

 この安物トリマー、何年も役に立っています。

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致命的な割れの部分を、チギリで補強しておきます。

 

が、、、

 

ぬぉおおお!

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そのチギリをトリマーで削る時にキックバックさせてしまい、致命的な傷をつくってしまいました。。。(ーー;)

これ以上板は薄くできません・・

 

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苦肉の策で、アイアンのデザイン釘で隠してしまいましょう。

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1個だとアンバランスなので2個つけてみます。。。

へん!?

 

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板の側面角がけっこう欠けていました。

 

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ここは、反り鉋で削りました。デザイン的にも引き締まります。

 

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裏面には、時計本体の保護とビスを引っかけられるように枕木をダボでつけます。

 

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こんな感じになりました。

 

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表面。サンドペーパーを#240→#400できれいに仕上げます。

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あとは、テレピンですこし薄めた桐油を塗れば、あめ色に輝きます。
2度塗りしました。

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時計をとりつけます。

箱の中を開くと、木ネジがつけられる穴がありました。

歯車をバラさないように注意!

 

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時計の針をとりつけて、数時のシールをはりつければ完成です。

数字はそのうち、樹脂のものとかをつけてもいいですね。

 

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ジジ臭いと言われても、いいんだよ!

飾り棚を作ってみた|ケヤキの木の壁掛け棚

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壁に貼り付けられる比較的軽量な飾り棚を作ってみました。ちょっとデザインがずれているのは内緒。

子供の机の横の壁に付ける予定です。

まぁ、どうせおもちゃでいっぱいになるんでしょうけど…

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100均の素材とかで造ってるものに似てるけど、材料は立派。しっかり作ったわよ。

飾り棚は作るのが簡単なはずだったけど…

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ヤフオクで10cm×150cmのケヤキの板が4枚揃って売っていたので購入。

ケヤキは硬いですが、それだけに薄板でも強度があります。今回買ったケヤキは、板面もきれいだし、ほとんど加工せずに使いたいと思います。

デザインは限りある板の長さに合わせます。

材料費:板 6000円ほど + ビスケット・塗料など(手持ち品)

棚サイズ 縦620mm 横900mm 奥行100mm

 

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まずは必要な材料をサイズ通りにカット。

 

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揃えました。

 

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木目や反りなどを見ながら、板の配置を決めます。

 

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薄い板なので、継ぎをどうしようかとおもいましたが、ビスケットジョイントでもなんとかいけそうなので、試してみます。

しかし・・・

 

穴開け間違ったぁぁ!!!!

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こんな感じで、2度ほど、失敗してしまいました・・・

おかげで、長さがどんどん短くなってしまいます。

予備板もあってよかった><

 

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なんとかビスケット穴の加工できました。

 

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そして、仮組みをしていったんバラしているときに・・・

 

 

ギャー、割れたぁ!!

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ホント、声でましたわ、、、(泣

 

最近失敗率が高くなっています。

加齢なのか…( ゚Д゚)!

 

 

それでも

3秒ルールならぬ、3分ルール!

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割れたカケラをなんとかタイトボンドでくっつけて戻します。

ナンマンダァ!

 

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いよいよ組み立て作業。クランプと水・紙・歯ブラシ・タイトボンドなどを用意。

板は、内側になる面だけは、#240のサンドペーパーできれいにしておきます。

 

 

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そしてボンド付けです。

久しぶりに焦る焦る!

タイトボンドは15分で固まるし、継ぎ目が多いし、うまく合わないしで、てんやわんや・・・

 

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染み出したボンドは早急に歯ブラシを使って水洗いします。

洗って拭いて洗って拭いて・・・

 

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死闘の跡・・・

 

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直角も確認。

さすがBESSYクランプ。性能は最良!

 タイトボンドは通常の木工ボンドとちがって、1日待つ必要がなく、数時間でクランプを外して次の作業に進めます。

 

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先程割れたホゾの部分。ぴったりくっついてました(喜

 

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表面の板と板の継ぎ目の凹凸をカンナで削ります。

 

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そして、最後は#240のサンドペーパーをかけて、外側は#400でしあげました。

 

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塗装は、桐油の1度塗りです。

ケヤキにはよく亜麻仁油とかが、色が濃くなって好まれるようですが、私は比較的クリアーな桐油が好きです。

ワトコオイルとかオスモカラーとかのメーカー天然塗料が良いでしょうけど、純天然油で十分!

桐油に1-2割程度のテレピンオイルを混ぜて塗りました(乾きが早い)

1時間以内に、ウエスでオイルをふき取ります。

 

飾り棚の出来上がりです。

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背面はなし(壁利用)

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壁の取り付けには、板が薄いので、アンティークのアイアンクランプで取り付け

ケヤキの木のスプーン|手作りスプーンはなかなか難しい!

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久しぶりの更新です! 
ティースプーンを作ってみました。
ケヤキの端材を使って出来た11本のスプーン。
手間なので避けていたスプーン作りですが…

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スプーンカットの部分はちょっと凸凹してるけど、なかなかの仕上がりじゃない?!

木のスプーンの作り方

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どこかで購入した愛用の木のスプーンがもう古びてきました。
重い腰を上げて、スプーンを作ることにしました。

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使ったのは、絵本棚を作ったときの余り材のケヤキの板。使い物にならなそうな横長の端材です。

ちょうどスプーンと長さが同じでした。厚みも2cmほどでちょうど良い。

とりあえず愛用スプーンをベースに鉛筆でトレースします。

 

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それをBOSCHのジグソーで粗削りします。

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ジグソーでカットしたスプーン(上)をRYOBIのベルトサンダーを使って滑らかな形に整えます(下)
 

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同じものを均一に作るのは面倒ですので、好き勝手に、いろんな形にしてみました。

 

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問題はここから。

スプーンのお皿の部分のカットです。

鉛筆で適当に掘る枠をトレースします。

 

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鑿や彫刻刀で掘っていきます。

細かくて掘りにくい!

 

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なので、スプーンが動かないように適当な木っ端でジグを作って作業します。

しかし、これがけっこう難しいのですよ。

なかなかきれいなカーブに掘れなくて、凸凹してしまします><

 

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使うのは、丸すくい(丸曲)というカーブした丸鑿や彫刻刀。

手持ちには叩き丸鑿の21mmほか、浅丸曲りの15mmだけでしたので、アマゾンから使いやすそうな彫刻刀を追加購入。

 

これ、中国製だろうからあまり期待していなかったのですが、丸のやつだけはガリガリ削れました(笑)

が、

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調子に乗ってたら刃が欠けやがった(泣)

…まぁ、研げばどれもそこそこ削れるようになりましたけど、研ぐのはちょっとコツが要ります。面倒だしね。

使いやすいのはカービングナイフかもしれませんね。

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なんとかすべてスプーンカット終了。

手が痛い。

先月北海道にいったときに、アイヌの彫刻してた方は胸に彫刻刀を当てて掘っていましたが、あれは素晴らしい技だと実感。

 

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スポンジ研磨材のFINE(#240-320)でペーパー掛けしていきます。

湾曲部などを仕上げるのにこのスポンジ研磨剤がなかなか重宝します。

 

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前回作ったスプーンの経験から、いったんスプーンを水に浸けます。

乾いたら、毛羽立ちが出るので、こんどはSUPER FINE(#320-600)で仕上げ磨きをします。

しかし、ケヤキって木は、硬いけど、けば立ちも少なくて、すばらしい木目が出ますね。

 

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最後は食器用の蜜蝋ワックスをたっぷりと塗りこんでいきます。

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拭きとって、乾いたら2度塗りして仕上げます。

 

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完成です!

 

木のスプーンを手彫りで自作してみた

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いつか作ろうと思っていたスプーン。手彫り作業がけっこう大変そうだから先延ばししていましたが、とりあえず作ってみました。

慣れないと大変ですね、スプーンを自作するのって。

ナイフで切りだしたりしているのを見ると、電動工具で荒堀りできるのでかなり楽なんですけどねー。

手彫りのスプーンを自作してみたけど大変でした

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捨ててもいいような端材でしたが、部分的に使えそうだったのでこれを利用します。これはクルミ

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こっちはケヤキの木っ端です。

スプーンの形は、かなり適当にいれました。

 

 

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ジグソーで大まかにカットしました。

これを、リョービのベルトディスクサンダーでもう少し粗削りしていきます。

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だいぶん形ができてきました。

 

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はじめは全然デザインのイメージがないので、削りながらイメージを加えていきます。

 

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次はスプーンの器となる部分を掘る作業です。

これが難しそう、、

 

手持ちに掘る道具が少ないので、ある程度揃える必要があります。

 

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丸曲りという丸鑿がけっこう必須のようです。

とりあえず三木章刃物の丸曲り15mmをゲット。

 

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スプーンを固定するジグが欲しいですね。

専用のがないので、適当にクランプで固定しました。

 

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けっこう掘るのに苦労します。

力入りすぎて腕痛い><

そして、きれいに底がさらえません。

どうしてもガタガタになってしまいます。

 

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掘り終わったら、さらにベルトサンダーで形を整えて、仕上げにペーパーやすりできれいにしていきます。

手彫りの凸凹がいまいちなんですけど^^;

 

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いったん水で軽く洗って乾かしたあと、食器にもつかえるBEEKINDの蜜蝋ワックスで仕上げます。マヌカハニー入りですってw

 

手作りスプーンの完成!

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左から3つはクルミ、右二つはケヤキ

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すべて右利き用のスプーンです。

木工のチギリ(千切り)の作り方|簡単に家具にちぎりをいれる方法

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蝶々みたいな形をしたチギリ(契り・千切り)。↑これうちのまな板(笑)

テーブルの天板なんかによく見かけますが、これがあるだけでとてもオシャレな感じですし私も大好きでよく使います。

実は木の割れた部分とか接合部の補強のためなのですが、あまりに見た目もいいので、板のヒビなどがあった場合は「やった!チギリが入れられる」くらいに喜んでやってますw

けっこう面倒で難しい作業のように思えますが、道具があれば、簡単で、下準備さえできていれば、板にチギリを入れる作業は30分もあればできちゃうんですよ。

千切りの作り方、付け方|木工家具のデザイン性UP!

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まずは千切りの蝶々をつくるための固定ジグをつくります。

他のサイトにはもっとしっかりしたものを作っていますが、素人が千切りを量産するほど使うわけではないので、10~20個も作れば十分ですし、冶具も簡単にすませます。

適当な直角が出ている板切れに、千切りの切れ込み角度となる斜め線を角度定規でいれます。

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これが角度定規。デジタル式とかもあります。

チギリの角度はだいたい14度が良いようです。( ゚Д゚)ナゼ14°!?

私も60mm×30mmのチギリで14度の角度にしています。

今回は、小さい千切りをつくるので20度にしてみます。

千切りの大きさは、長さ40mm幅25mmとします。

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まず適当に傾斜20度に引いた線に沿わせて、これまた適当な木っ端材Aを固定します。

それから直角に切った木っ端材BをAと直角に固定しますが、 このとき、契りを添わせる緑線の長さを、契りの長さ+0.5mmくらいわずかに長めになるようにします。つまり、ここでは40.5mm。そうしないと、千切り材の角がジグより下に出っ張ってしまうからです。

 千切りに使う木材選びとカット作業

千切りに使う木材は、通常、千切りを使わなければならない板材よりも硬いものとなります。そして、天板とのアクセントも考慮して、濃い色の材が理想です。

で、もうほぼ黒檀の一択で良いとおもっています。

ほかにもローズウッドや紫檀・ケヤキなどありますが、黒檀ブラックが一番かっこいいです。

黒檀板は厚みが15~20mmくらいで、なるべく幅広の板をヤフオクとかで選びます。

幅広でないとたくさん作るのに面倒になります。

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まず、木目と直角に千切りの長さ(40mm)に合わせて横切りにカット。

 

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横切りカットしたものを、こんどは木目方向にチギリの幅(25mm)ぶんだけカットします。

木目の方向に注意です。これが逆になると、千切りの強度が出ません。

チギリの切れ込みを入れる

ここで丸ノコテーブルやテーブルソーが必要になります。

テーブルソーは、ホーム用で安いものは2万円くらいで購入できます。

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先程作ったジグをマイターに固定しますが、丸ノコの刃はとりあえず30mmほど出しておきます。

ちょうどチギリのコーナーをカットする位置に固定です。

 

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試し切りします。

片方切ったら、ひっくり返してもう片方に丸ノコを入れます。

もうちょっと刃を出してもよさそうですね。

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ぴったりいけばきれいに切れます。

 

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とにかくこのジグは、チギリの小さな材料を手で押さえてなければなりませんから、細心の注意を払いながら作業してください。

もちろん、革グローブ・マスク・防塵メガネなど着用のこと。

 

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このくらい作っておけば、素人木工ならもう十分でしょう。

 

チギリ穴用の型枠を作っておく

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2回以上チギリを使うなら、アナあけ用の型枠も作っておきます。

まずは適当な大きさの2-3mm厚のシナベニヤなどにチギリを鉛筆でトレースします。

 

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鉛筆の墨線よりも1mmほど内側をノミであけていきます。

 

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これでOK

 

今後新たにチギリを入れる場合は、これまでの作業はもう不要になります。

ここから先の作業だけでチギリを簡単に入れることができます。

チギリを実際に板に埋める

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まずは鉛筆でチギリを入れる場所をトレースします。

 

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先程作ったベニヤの型枠をあてがって、トリマーで穴を開けていきます。

穴の深さは、10-15mm以上くらいでしょうか。黒檀の厚み以下に抑えます。

トリマーに使うストレートビットは、べニア板に沿わせるためのガイドリングが付いたものを使います。(大日商さん切れ味良!)

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あとはノミできれいに仕上げます。

ノミはまっすぐに立ててゲンノウでたたいていきます。

ポイントは、鉛筆の墨線よりやや内側ギリギリのところを狙います。

ゆるすぎると、チギリをはめたときにスカスカになります。

 

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チギリをボンド付けしていきますが、まずは、チギリの底面の四隅をわずかに角を落としておきます。わずかです。

そして、手で実際にはめてみてください。(コーナーが尖っていると、しっかり底まで入らなかったり、抜くときに木が割れたりします)

けっこうキツイ感じならOKです。

ボンドを程よく塗って、チギリにあて木をしながら木槌で叩き込んでいきます。

あまり力いっぱいにたたくと割れることもあるので、ほどよく!

ボンドがもしでてきたら、水拭きとかせずにそのまま放置です。

 

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ボンドが乾いたら、チギリの出っ張りをトリマーでさらっていきます。

べニアなどをガイドがわりにします。

トリマーは慎重に時計回りにゆっくりカットします。

ここで黒檀が割れることもありますので気を付けて!

トリマーがなくても、アサリの無いノコギリでカットして、台直しカンナ(直角カンナ)で削ってもOK!

 

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仕上げはペーパーをかければきれいになります。

黒檀のクズが白い板の木目に入って行ったりしますので、ご注意を。

直角カンナがあれば最良!

 以上、チギリの作り方でした。 

料理用の木ベラを作ってみた|自分の手に馴染む木製ヘラ

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スキレットを使うようになってから、ステンレスのフライ返しがすごく使いにくく思ってたので、木のヘラを作ってみることにしました。

スパチュラ?ターナー?よくわかんないけどねw

簡単に作れた?!料理用の木のヘラを自作

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材料に使ったのは、木目のきれいな杉の板。

数年前にヤフオクで500円くらいで落札して、届いたものの開封もせずに放置しておいた品です。なかなかいい木目じゃん(笑)

デザインはわかんないので、ネットで木ベラの画像を検索して、よさそうなデザイン目に焼き付けて、適当に鉛筆で書いておきます。

 

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ジグソーで粗削りします。

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あとはベルトディスクサンダーで削っていきます。

これがけっこう骨が折れる作業です。

もっと薄い板にすればよかった・・・

リョービのベルトサンダーは何かと便利。

 

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ハンドルのところは大胆に太いままにして、グリップしやすく形成してみます。

作りながら、イメージできなかったデザインを完成させていきます。

テキトーw

 

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2本できあがりました。

端材でバターナイフでも作ろうかと思いましたが、これで半日もかかり、断念。

 

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オリーブオイルを塗って出来上がり♪

→その後、蜜蝋など塗りました。

 

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 後ろは焦げ落としとかに使えるかな。

 

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カーブもそれなり。

 

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自分の指がおさまって手に馴染みます。

 

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ステンレスのよりはぜんぜん使いやすいですね。

グリップがちょっと大きいけどw

 

追記です~

ヘラが割れたので修理しました

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引き出しを閉めた時に挟まったっぽくて、ヘラの先が割れてしまいました。

スギってもろいからねー^^;
やっぱすこし硬い木のほうが良いかもw

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とりあえず削りました。ちょっと変な形ですけど、実は使いにくかった手前の角を丸くできたので、むしろ使いやすくなったかもですね!

 

スプーンやヘラがカサカサになってきたら

使っているうちにスプーンとかヘラはけば立ってカサカサになってきます。

タマに蜜蝋や油を染み込ませますが、普段は、食器と一緒に洗って、乾いたら、ザルなどに置いて通期の良い窓辺に置いておきます。収納しないことがポイントです。でないと、黒くカビが生えてきたりします。