田舎に暮らすぞ計画

東京を離れ、田舎に移住・・・八ヶ岳山麓での生活と田舎暮らしDIYの、発見の日々を綴る田舎暮らしブログ。

無垢の木の板でスマホスピーカーを自作してみた

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自宅でスマートフォンを充電しながら、YouTubeなどで音楽を聴くために、お洒落なスマホスピーカーを作ってみました。

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構造は簡単で、スマホを立てる溝と、充電コードの穴、そして、スピーカーとなる穴を開けただけです。

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横置きタイプは、表面に手彫りで模様をいれてみました。

 

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こちら縦置きタイプ。時計付きスマホスピーカーです。

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そのスピーカー部なんですが、単に長い穴を開けただけなのですが、音自体は、けっこう聞こえてきます。

充電しつつ、立てたまま、YouTubeで音楽聞きながらすごせそうです。

無垢板で作るスマホスピーカーの作り方

木製スマホスピーカー自作で検索するとけっこういろんなものがでてきます。ただし、ほとんどが、複数枚の木を組み合わせて作っています。

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手元にあるのは分厚い(45mmと50mm)一枚板ですので、複雑な構造はつくれません。でも、スピーカーとなる穴さえあけられれば、作れるはずです。

1枚の板で2個づつ、縦置きタイプ(時計付き)と横置きタイプのスピーカーをそれぞれ作ってみます。

 型取り

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まずはスマホのサイズとスマートフォンについているスピーカーの場所を確認します。

私のはASUSのZENfoneです、これはiPfoneと同じ個所(右底)にスピーカーがついていました。

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ベニヤでスマホを立てる溝を開けるための型枠を作ります。

だいたい85mm幅にしておけばどんなスマホもはまりそうです。

深さは20mmにします。

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スピーカー用の長い穴を開けるため、きっちりと墨線を引きます。

ちなみに、充電コード用の穴は12mm以上推奨です。10mmにしたら、マイクロUSBのコネクタが入らなかったです。

 穴あけ

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横置きタイプはスピーカー穴を2か所。スマホのスピーカー位置が右でも左でも対応できるようにあけます。そして、スマホ溝と合流するところまで掘ります(板を貫通させない)

穴が深く通常のドリルビットでは届かないので、ロングシャフトのドリルビットを注文してあけました。

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スマホを立てるところには、先に充電コード用穴もあけます。

こちらは下まで貫通。

 

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こちらは縦置きタイプ(時計付き)のほうです。

板の中で穴が直角に合流するように開けます。

直径は12mm

 

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裏面には時計のムーブメントをセットする四角い穴を掘るためにドリルで穴開けしました。

 

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穴あけ作業が終わりました。

溝加工

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時計を入れる部分は、鑿でたたいて四角にしていきます。

 

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ぴったりはまりました。

 

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スマホを立てる穴はトリマーを使って削ります。丸面(丸底)ビットを使います。

 

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20mm削ります。

 

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バランスはいいけど、少々深い感じもしますね。

まぁ、画面は見ないからいいけど。

 

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iPfone用には、中央のボタンが押せるように、このような半円の穴を削ってあげます。

 

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音が出るスピーカー部分は、ラッパ型に丸面ビットで出口を削ります。

けっこう焼けてしまった・・・

 

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板を半分にカットします。

 

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充電コード用に細いドリルで溝を付けます。

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こんな感じ。

仕上げ

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角を丸くして、サンドペーパー(#240→#400)できれいに仕上げます。

 

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横置きタイプには、表面に丸ノミでデザイン彫りしてみます。

 

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縦置きタイプには時計を付けます。

 塗装

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最後に、桐油を塗ります。

桐油にテレピン油を2割ほど混ぜると伸ばしやすいです。

一度たっぷりと塗ったら30分以内にウエス(ワイプオール)で拭きとります。1日置いて乾いたらもう一度繰り返します。

桐油は亜麻仁油に比べて黄ばみがすくないので好きです。

 

 問題点

つくっていて分かった問題点としては、まず、充電コードに関してです。コードの関係上、スマホを立てると手前に倒れ掛かるようになります。それから、穴が小さいとコネクターが入らないです。
コネクターを差すときに、いちいちコードを引っ張り出してスマホに挿すのですが、少々手間なので、コネクターを完全固定してしまいたいのですが、コードが断線したときのメンテを考えると面倒ですよね。

自作の無垢板スマホスピーカーの完成

乾いたら完成です!

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