ローボードというか、収納BOXのかわりになるような家具を作りました。中身が見えないように扉&引き出しタイプです。
子供が使っている収納ボックスも少々リニューアルが必要と思い、ローボードっぽい形で収納ボックスを作ることに。。
ローボードタイプの自作収納ボックスの作り方
とりあえず、手元にある材料をざっとみて、手書きで材料のイメージをします。
本体の箱、引き出し、引き出しの突き板、扉、背面や底板など。
最大幅80cmほどだけ決めて、あとは材料に合わせます。
※今回、買い足しは無しでした。
本体はケヤキの板を使います。
プレーナーで厚さをあわせます。
扉や引き出しの表面には、槐(エンジュ)の板と、ローズウッドをつかってみることにします。
引き出しの中は、やわらかい桧と桐の合板が余っていたので使います。
ケヤキの板は幅15cmほどなので、これをビスケットジョイントではぎ合せて26cmの板にします。
長さと幅を揃えたら、さらにビスケットジョイナーで穴をあけていきます。
向きや位置を間違えないように注意。よく間違うんですよね、、、
箱と扉・引き出しの板のカット作業が終了。
間違いがないか仮組をしてみます。
ここまではノーミス!
そして接着!
ベッセイクランプをすべて導入。
板のわずかなズレがでますので、カンナで修正していきます。
こういうのは手道具でしかできないのですが、手道具作業がいちばん楽しいって思えるときです。
※ひたすら精巧な電動木工道具を駆使するのはつまらないっていってんだよ。
で、こういうズレが一番困ります。板面自体をけずらなくてはならない!? いやいや、これは放置します(笑)
さて、引き出しの中ですが、INCRAのボックスジョイントをつかってあられ加工をします。
簡単です。簡単ですが、めったに使わないので、毎回使い方を動画で確認しているので、けっこう時間かかりますw
クランプで圧着。
箱が揃いました。
楽勝!
って思ったら、棚の上下を同じ幅にしていたのですが、作業中に間違えてしまい、上の棚と下の棚の幅を変更しました。
そのおかげで、引き出しのひとつが入らなくなってしまったので、強引に引き出しを丸ノコでカットしました^^;
900mmの桐の合板をカットします。
引き出しの底板として、木ねじを打ち付けていきます。
ネジが干渉しないように板にしっかり埋め込みます。
余分な部分をカットします。
BOX本体の背板としてもこれを使います。
背面をいつもどうするか悩むのですが、収納の容量を考えると、後ろから板をつけるのが一番容量は増えるかな、と。
箱をひっくり返して、表の板を並べてみます。
なかなかな感じ?
ローズウッドってアクセントあっていいよね。
塗装します。今回も、桐油にテレピン油を少々まぜて塗ります。
室内気温が10℃以下でしたので、ストーブをつけるも、長時間室温を保つのは難しく、乾燥がかなりてこずりました。
そして、乾かないうちに出張にいったりしていて、ほんと、参ります。。
ローズウッドの板を引き出しに固定したら、つまみ(ノブ)用に穴を開けます。
今回選んだのは、陶器製のレトロな取っ手。
しかし、この丁番をつけるのがやっかいで、大失敗をしてしまいました。
ネジが折れた・・・>┼○ バタッこれが3回起こっただけでなく、丁番の付け間違いもやってしまい、板が穴だらけに・・・…(o_ _)ノ
なんとかごり押しでつけましたが、アンバランス。しかも、左右の扉で金具が違います^^;
扉の開閉は、押すだけで開くセイフキャッチ式にしてみます。
ここでもミスを・・
丁番で扉と本体をぴったりにくっつけたために、半開きのような感じになってしまいました。。。
以上、扉の丁番についての反省点は、
①アンティークモノについているネジは信用できない。必ず木工用の日本製のネジを使うこと。
②丁番は2個つけないといけない
③扉と本体は隙間をあけることなどなど。
次回は最近多いスライド丁番をつけてみよう。
忘れていた、ローボードの脚!
脚をどうするか決めていなかったので、その材料(赤っぽい堅木とウォルナット)を準備し、ケガキで墨付けしていきます。
ホゾをカットします。
受け板にはドリルで穴を開けて、、、
ノミでほぞ穴を作ります。今回は貫通させます。
こんな感じ。
脚をややスリムにするために、脚の2面だけをすこし切ります。
あとはベルトサンダーで角をとってきれいにします。
そして圧着。
ホゾの出っ張りを、アサリの無いノコギリでカットします。
シルキーウッドボーイはけっこう必需品
脚と本体の接合も迷いましたが、脚を外すことも考慮して、ダボ継ぎにせずに木ねじで固定しました。
脚は蜜蝋クリームを擦りこんで終わりにします。
ローボード風収納ボックスの完成
見た目同様、重たいですw
ドアノブがアクセントになります。
引き出しの板は耳を削らずに、あえてナタ?斧?の傷も残しています。