杉の木でシンプルにスツールを作ってみました。
比較的時間かけなくてできました。塗装以外は2日、画像は1度塗装して乾かしたものです。
杉の木は軽いので、持ち運びしやすいスツールを作るにはうってつけです!
杉の木のシンプルスツールの作り方
材料をカット・穴あけ・ホゾ組加工する
材料は、30cm幅で2Mの杉の板です。
中国地方の立派な杉です。
今回はまとめて3脚作ってみます。
適当3枚にカットして、自動カンナにかけます。
この自動カンナのおかげで、時短がひとしおです。
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脚にする杉の木は90cm幅で45mm厚をカット。
長さは60cmくらい
脚と座板の厚みを揃えました。
座板は65cm幅で厚み40mm。
脚を作ります。
1枚から2本の脚にします。
ルーターを使って直角を仕上げていきます。
35mm角なので、36mmくらいにします。
3脚分、12本です。
今回は予備が無いので失敗はゆるされません…
座板もきれいにカットします。
くさびを打ち込むのに丸のこで溝を入れていくため、毛引き線を引きます。
丸ノコの深さが溝の深さ。だいたい40mm
溝の厚みは3mmなので、丸ノコを2回通します。
カットしました。
ルーターを使って丸いほぞにします。
左の丸面ビット(径35mm)でカットしました。
右の穴あけビットも35mmです。こちらは座板に穴を開けます。
座板の穴あけ作業が大変です。
ボール盤がほしいのですが、なにせ、大物すぎておけません。なので、ドリルとドリルスタンドを多用しています。
斜めに穴をあけるために、11-12°くらいの当て木を作って固定します。
ドリルビットが安物すぎて、穴あけが大変です。
途中からdigramのオリジナルビットに変更したら、サクサクほれました。
やっぱ、高くてもこれだよね。。。
くさびはいっぱい作っておいたものを使います
作り方はコチラ
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一つ一つ微妙にちがうので、おさまり具合を調節。
すこしアクセントに、横を反り鉋で削ってみます。
ペーパーサンダーで仕上げます。
スツールを組み立てる
次に脚を座板につけていきます。
いつものタイトボンド(ノーマル)を使います。
穴にボンドをつけるときは歯ブラシが最適。すぐに乾いて固まるので、すこし水に濡らして塗ります。
ひっくり返して、溝にもボンドをたっぷりと流し込んだら、くさびを軽く打ち込んでいきます。
打ち込むときに、乾いたような音になったら、それ以上は入れないほうがいいです。
気を付けていても、くさびが割れてしまいます。これは楔のほうが問題でした。
ミニクランプで抑えておけば問題なしです!
底からはみ出したボンドはしっかりと拭き取っておきます。
これも歯ブラシ多様です。
1日待つと乾きます。
座面を傷つけないようにアサリ(ノコの横にでている刃)が無いノコギリでカットしていきます。
切った状態。
脚のほうもノコギリで切りますが、こちらはまっすぐ切れるように背側に補助金具がついたノコギリでカットしました。
カットした脚の裏も適当に丸くやすりをかけます。
とりあえず加工作業は終了しました。
スツールを塗装する
塗装には、ボイル亜麻仁油と蜜蝋クリームでオイルフィニッシュにします。
100円ショップの使い捨て刷毛と衛生手袋も用意。
まずはしっかりと水拭きして乾かします。
刷毛でたっぷりと亜麻仁油を浸み込ませていきます。
今回はここで、♯320くらいのペーパーで見える部分をしっかりこすります。
より平滑にさせるためです。
ワイプオールでしっかりと拭き取ります。
それから1-2日乾くまで待ちます。
そのあとに、蜜蝋クリームを塗りこみ、伸ばしていきます。
杉のスツール完成!
完成です。
意外に早くできました!