サイクロン集塵機を自作しなかった理由
自宅に作業台を作るに当り、どうしても集塵機が必要でした。掃除機では間に合わず、そして、調べると、サイクロン集塵機を自作している人がサイトでもかなりいることが分かり、これはペール缶とサイクロンパーツを使って作るしかないかなと思っていました。
※現在この集塵機にさらにサイクロン缶をつけてダブルサイクロンにしています。↓記事でサイクロン集塵機をセットしています。
ダブルサイクロンで完全な集じん装置にする|室内作業場の集塵対策 - 田舎に暮らすぞ計画
サイクロン集塵機を自作する場合
サイクロン集塵機を自作するにあたっては、自前の掃除機と組み合わせて、ペール缶・サイクロンパーツ・ホース・ジョイントなどを組み合わせて作れます。
デメリットは、原理は簡単なのですが、ホースやジョイントの径がマチマチなのでそれを合わせるのが手間がかかります。
さらに、自作の場合、掃除機+サイクロン+ペール缶ということで、大型になり場所をとる上に、見た目がちょっと微妙になるのは必至でした。
ベースとなる集塵機は、リョービの集塵機VC-1100に目をつけていました。掃除機ではちょっとパワー不足だけど、あまり大型でも困る。
で、あれこれ探しているうちに、発見しちゃったのが、日動工業の爆吸クリーナー 35L サイクロン式 NVC-S35L というサイクロン式集塵機でした。
サイクロン掃除機とは違うサイクロン集塵機
我が家の家庭用掃除機はシャープのサイクロン式です。
これはたしかに小さなホコリも吸い取ってくれる優秀な掃除機なのですが、すぐにフィルターがホコリまみれになってアラームが鳴ります。
爆吸クリーナーのほうは、そうではなく、目に見えるような大きなゴミをフィルターを通過する手前の段階(サイクロンさせるとき)でドラムに落として、小さなホコリだけを吸引させるので、ほとんど吸引力が落ちず、そして、超長持ちします。
爆吸クリーナー サイクロン式 NVC-S35L使ってみた
届いた爆吸クリーナーの箱をあけると、いろいろパーツが入っていました。タイヤ?をセットするだけで、そのまま使えます。
重さはけっこうありますので、家庭用にしては大きいですがw
両サイドについたフックを外して、上部のフィルターと一体になった蓋が外せます。
上蓋は動力源らしくかなり重いです。炊飯ジャーのように片側に開くのではなく、そのまますっぽり外します。
フィルターをぜんぶ外すとペール缶なみのドラムになっています。
16L入る容量ですからそうとうに入ります。
黒い部分が吸引口で横を向いていますね。
これでサイクロンにするようです。
ちょうど吸引口の部分にある、スポンジのフィルター。この周りを吸引されたゴミが、フィルターを通過せずに、ほとんど落ちていきます。
これが二つ目のフィルター。
そして3つ目のフィルターが蓋をあけたところについています。
サイクロン集塵機で実際に木クズを掃除してみた
木工作業ででた木クズを早速吸引してみました。
音は、掃除機にしては少々ある感じです。
が、まぁ集塵機としては小さいほうだと思います。
公証値で78db
吸引力は、他の集塵機を知らないので、比べようがないのですが、私的には満足!
というか、シャープのサイクロン掃除機を圧倒していますw
さて中身拝見。
けっこう細かいクズまでドラムに溜まっています。
なるほど、火山灰を10kg吸っても落ちない吸引力ってのは、かなりミクロのゴミもドラムに落としちゃうからなのね。
サイクロンって、すごいわ。
中のフィルターをみてみると、吸引穴から吸った部分にほんのりホコリがついているようです。
掃除したのは5-6分でしたが、たったこれだけ。
これは、今後相当に期待できそうなレベル!
しかも丸洗いできる集塵機だった
この日動のサイクロン式集塵機の良いところは、フィルターごとすべて水で丸洗いできるところでした。
いちいちフィルターを交換したり、メンテに気を使う必要のないシンプルさもすばらしかったです。
作業台の集塵システムに組み込むために
今後は木工作業のための作業台を作るため、ダクトホースを配してこのサイクロン集塵機でクリーンな作業場を目指します。
問題はホースの径が少々狭いことでしょうか。
ホースに標準装備の口の口径は34mmとなっています。
このパイプの内径は29.4mmでした。
できれば65mmのダクトホースを使いたいのですが、その場合、いったん大物ゴミを落とす部分を作らなければなりません。
もしくは、このままの径で使ってみるか・・・
カンナクズくらいなら大丈夫だとおもいますが。。
追記予定します。
追記
集塵システムを作りました!
下の記事で紹介しています。
blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net
さらに追記!