まだ最後の仕上げまでいっていませんが、カラーガラスを使った窓枠を自作してみました!
なんか、
めっちゃレトロでお洒落じゃないですかぁ!!
断熱対策でいろいろやっているうちに、ここまでたどり着きました(笑
ポリカだけが断熱じゃないのよ!
ってことで、作り方も兼ねて作業工程を紹介します。
レトロなガラス窓枠の作り方
まず必要な道具と材料ですが、すべてネットとホームセンターで購入しました。あるものは自前です。
自作のガラス窓に使った材料を選ぶ
ガラス
これはインターネットから注文しました。
コンフィアンスさんはすごくいろんなガラスを少数から注文できます!
30cm幅のをメインに注文。ほかにも、ヤフオクでレトロな中古ガラスを落札しました。この時点で、まだどういう風に作るかをきっちり決めていません(いつものようにw
ガラスはだいたい30×30cmで1000円~2000円
枠にする木材
これは、ホームセンターにヒノキの安いプレーナーの端材がうっていたので、購入。
ヒノキ自体はそこそこ高いのですが、今回は、910mmが1枚200円、450mmが1枚90円くらいでした。
窓枠1枚に使ったのは、
ガラス:クリア30cm×40cm1枚、カラー30cm×15cm2枚
枠:910mm×45mm×18mm 4本、450mm×45mm18mm×8本
なるべく加工しないでいいように、カンナ仕上げしている材料を使い、必要に応じてホームセンターのパネルカッターを使い、作業の手間を少なくしています。
材料(板)の選別と番号付け
木材には必ず反りがあります。なるべく反りが少ない材料を見ながら選ぶ必要があります。
今回は、窓のガラスを木に挟み込むために、溝(凹)を作らなければならないのですが、卓上丸鋸盤などのような道具がないので、板材をルーターでカットして、段をつけて、もう一枚の同じ板材で挟みこんで凹をつくるやり方にしました。
2枚で1セットとなるように、反りをあわせたり、木目をあわせたりして、使う木材に番号や削る部分を鉛筆で記していきます。
枠板作りで木をルーターで削る
久しぶりにマイ・ルーターが活躍します。
深さは8mmくらい(浅め!?
幅はガラスが4mmでしたので4mmぎりぎりにしてみました。
あまりスカスカだと、窓ガラスがガタガタしすぎるように思いましたが、ちょっと余裕があったほうがよかったです。
木が反っている枠があったので、あとで真っ直ぐなガラスをはめ込むときに苦労しましたw
木材をルーターで削るのに、ぶれないように、クランプやビスで端材を固定して、治具(ジグ)にします。木材を手で押えるだけでは、きれいに削れません。
2枚セットのうち1枚だけをルーターで溝切りしました。
ここで使った道具
クランプはFクランプやGクランプというのがありますが、Fのほうが片手作業しやすいですが、固定力はGクランプです。
木材をボンド付けして窓枠にする
木工ボンドとクランプを使って、溝有材と溝無し材をボンドでくっつけます。
けっこう手早くやる必要があるのと、クランプが大量に要ります。
なくて、ホームセンターで急遽買ってきました(汗
木工ボンドを塗る前に、まず、ボンド付けする面を濡れタオルなどで湿らせます。筆で水を塗っていってもOK
それからボンドを塗りつけて、ヘラなどで全面に伸ばしていきます。
それから、つなぎ合わせてくっつけます。
最後にクランプで固定しますが、クランプの幅のぶんだけ何セットかまとめて木材を挟みます。
で、クランプで加圧していくときに、枠材が傷つかないようにあて木を必ず挟んでいきます。
そして、たいてい、クランプで加圧するとずれて来ますので、平らな面を利用したり、ハンマーで叩いたりしながら調節していきます。
木工ボンドが染み出てきますので、用意しておいた水と筆をつかって、木がびしゃびしゃになるくらいに水でボンドを延ばして布でふき取っていきます。
木はぬれても大丈夫! とにかく乾かさないように作業します。
終わったら、一晩クランプをつけっ放しで乾かしました。
翌日、クランプを外すと、やはり、ズレや曲がりが出てきますので、ミニカンナである程度調節します。
とくに溝の部分は、ガラスをはめると修正できませんので、きっちり平にしておきます。
角利のミニカンナが何気によく活躍します♪
ここで使った道具
窓枠を作る前に、木枠を塗装する
窓の木枠をペンキ塗りするときに、枠を組んでから塗ったほうがいいのか、それとも塗る前がいいのか?!
多分1回で終わらせるためには、枠を組んでからのほうがいいとおもいますが、ガラスに塗料がついたりするため、マスキングテープをして、けっこう大変そうなので、今回は、あらかじめペンキ塗りをした後で、枠を組んでから最後にもう一度簡単に修正することにしました。
長さをきっちりそろえる
とりあえず、この時点で、一番長い縦の部分の木枠材を900mmにきっちりとそろえました。
幅は、横材がけっこう長いため、ガラスの幅に合わせるつもりですが、肝心のガラスが、この時点でまだ自宅に届いていませんでした(笑
ちょうど、とりよせた丸鋸用の定規が届いたので、使ってみました。
丸鋸は使わずに、すべて手鋸で作業していますが、丸鋸定規に手ノコを合わせてきれば、超きれいに真っ直ぐに切れます!
Zソーガイドを使っている人もいますが、正直、このシンワの丸鋸定規は1mもあって安定感があり、両刃の手ノコでも安定感のある切れ方で切ることができます。
さて、やっと塗る段階。
簡単にサンドペーパー180番くらいできれいにしたあとで、濡れタオルで木屑を拭いてから、ウォールナット色の水性ペイントを塗っていきます。
とりあえず1度塗りで終わらせました。
使い終わったハケはすぐ水で洗ってかわかします。
塗った木はこのまま一晩乾かします。
ここで使った道具
ガラスを窓枠の幅に切る
ガラスキター!
やっと着きました(笑
ステンドグラス屋さんで買ったガラスはホントきれい!
うっとりします♪
さて、30cm幅で注文したのですが、やはり、30.5cmとか30.8cmとか若干膨らみがありました。
しかも、スコヤで直角を見ると、ぜんぜん直角じゃありませんでした(汗
なので、ガラスをカッターで切ります。
ガラスカット初体験♪
ガラスカッターは6mm以上切れるものを購入。
スポイトがついていて、ペンの上から専用のオイルを入れるようですが、サイトを見ると「灯油」を代用している人も複数いましたので、灯油にします!
いきなり、この美しい水色のガラスを切ります!
ぬかりがないように、丸鋸定規とスコヤ、それにノギスも使って正確にカッターで切れ目を入れます。
すこし強めに押しながら、
ちぃぃぃぃ~♪ ブチ♪
っと音がするようにカッターでキズを入れます
(ブチ♪は下板に当った音。動画がいくつか参考になりました)
追記【力を入れすぎると、白い線が太くなり横割れにつながります。やや強めに、角度をすこしつけて切ります。不安だったら、切った線をしたから、カッターの頭のほうでトントン軽く叩くとヒビが入ってわれやすくなります】
割れたぁぁ!!!
意外に簡単でした♪
でも、このあと、ほかのガラスを数ミリ割ろうとして、1枚失敗してしまったのは内緒・・・
ガラスカットには、直線と曲線とありますが、直線はなんとかいけます。
曲線はちょっと技術いりそうです。
てか、割りに失敗すると、ほんとに切れ口がガビガビになるだけでなく、破片や粉が飛び散って(いるだろう)非常に危険を感じました。。
割るときは、メガネをして、革の手袋が基本です。
また、手で割らずに専用のペンチを使ったらよさそうです。
ここで使った道具
ガラス窓の枠を組んでいく
さて、ガラスも揃ったら、枠にガラスをはめて仮組していきます。
とりあえず、今回は賃貸の貸家だし、取り外すことも考慮して、分解しやすいようにボンド付けはせずにビス止めだけにします。
ここで、非常に役に立ったのが、コーナークランプという枠を組むときに固定するクランプ。
SK-11というのが丈夫でよさそうだったのですが、こちらのスリーアキシスというクランプは、同じような値段で2個入りだったので、選びましたw
やっぱりちょっとチャチなのですが、2個あって助かりました♪
クランプで固定して、スコヤで直角を図ります。
この時に、ガラスとガラスの間に挟む木のカットをします。
枠にビス止めする位置に、まずはビスの頭よりやや大きめの穴を開けます。
ドリルビットにテープでマーキングして深さを確認しておきます。
さらに、ビスよりも小さなビットで深めに穴を開けて、
ビスを精密ドライバーで止めて行きます。
このとき使うビスは、よくある太いビスではなく、建具や家具用の細いものを使いました。そうしないと、枠が割れたり、曲がったりしかねないからです。
ビス止めは、電動ドリルは使わないで、丁寧に手で回しました。
ビス止め完了。
穴を埋めたいところですが、いつでも分解できるようにそのままにします。ここは目に入らない場所になりますし。
それから、横の木枠の長かった部分をカットします。
カット後、カンナで丸くして、ペーパー#240でかるく擦ります。
ペーパーかけは、木目に対して平行になるようにかけていきます。
ここで使った道具
レトロなガラス窓の仕上げ、完成!
とりあえず、ペアが完成(間近w)
最後に、塗料をもう一度マスキングしながら塗る予定ですが、ほぼ、完成ということで♪
きれいですねぇ♪
こちらは、3つ目の窓枠。ちょっとオレンジを入れてみたら、なかなかよかった。
このガラスは、代用品。
丸い感じのガラスをカットに失敗したために、他の柄になりました(笑
つづいて欄間も作成しました
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引き戸も作成しました
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