
ようやく完成しました。作り始めてから2か月くらいはかかったんじゃないでしょうか? けっこう良い出来(なつもり)です!
これって、キッチンシェルフともサイドボードともつかない形です。冷蔵庫に合って奥行きのほうが広いというデザイン。ニューカテゴリーかな? スクエアシェルフ?!
やっぱり棚とか箱物家具は作るのも大変です。でも…
自作したキッチン棚はなかなかの完成度です!



80cmくらいの箱に足をとりつけました。
3段棚の開閉扉と、上に引き出しが一つ。
後ろ板は打ち付けずに開閉できるようにしています。
金具は真鍮のアンティークの蝶番や取ってを採用。

天板部分は木目の良いセンの木を使い、側板などにはクリを使い、あられ組を活かした指物家具調です。
扉は【挽込み留接ぎ】。アクセントに黒檀を使いました。
塗装は白木の色がそのまま活かせる桐油でオイルフィニッシュ。
箱は80cmくらいで奥行きは45cmくらい。
脚材は真っ黒なウエンジ材を採用。
開き戸にはステンドグラス。真鍮のアンティーク金具をつけました。
材料費は2万5千円くらいかな。
簡単…じゃなかった|ミニ食器棚の作り方
前回からの続きです。
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棚をボンドで組み上げる

とりあえず、本体の板をすべてペーパーにかけてきれいにしたら、ボンドで組み立てます。今回は焦らなくていいように、接着時間が短いタイトボンドではなく、12時間がっつりクランプする普通の木工ボンドを使います。

あられ組の部分はとくに、ボンドが滲み出るので、歯ブラシを水につけてしっかりゴシゴシします。これやっても、木目にボンドがはいってしまうんですよね。ボンドが残るとオイルがきれいにつかずにシミが出てしまいます。

直角を確かめながらクランプ祭り♪です。
クランプがギリギリ足りました。
大型の箱ものを作るには、ベッセイの木工クランプ1mを4本。60cmを4本。それに、安価の1mクランプ2本も使いました。
棚の引き出しを作る

棚の引き出しの箱には桐を使ってみます。
よく市販の家具の引き出しは桐が使われています。軽いし、やわらかいし、本体を傷つけにくいのです。

4枚におろして

INCRAのボックスジョイントであられ組にします。

ボンドをつけて、クランプ祭り!

乾いたら、あられの部分をカンナで削って平らにします。

底にシナベニアをつけてクランプで抑えます。

引き出しの前板にはクリ(タモ?)を採用。前板にだけ塗装します。
シェルフの脚をつける

脚にはウエンジという固くて黒っぽい角材を使ってみます。

インテリアデザイン家具なみに、ちょっとかわいくカット。

ダボ穴をあけます。

タイトボンドを塗って…

クランプぅ!

とりあえずここまで出来ました。
棚の開き戸を完成させる

枠にガラスを取り付けるために、内枠を作ります。
クリの木の残り木を使います。

ルーターで面取り加工したあとで、

45度にカット。長さ合わせはジグないし、けっこう匠。

戸枠の内側にはりつけます。ボンド処理のため水でしっかりゴシゴシ洗います。

ここからの作業工程は塗装の後になりますが、ガラスを入れます。
サイズがなくて、80cmの長物のステンドグラスを注文しておきました。キャセドラル・サンゴーパンというきれいなガラスです。
ところが!

割ってしまった…>┼○ バタッ
ちょっと知人の不幸な知らせを聞いたときなので、動揺してしまったのでしょう・・・

気をとりなおして、足りない部分は手持ちのステンドグラスを使います。はんだ付しようと思いましたが、ちょっとやってみてあまりに素人過ぎたので、やめにしました(笑)

扉ようのクッション材をいれておきます。

裏の内枠板をネジ止めして固定。
オイルフィニッシュには白さを引き出す桐油で

まずは、もういちどサンドペーパー#320→#400と表は#600できれいにします。

今回は、桐油を2度塗りします。
内側からまんべんなく、たっぷりと染み込ませます。
桐油は粘度が高いので、すこし薄めたほうがよかったです。長雨のせいもあり乾くのに4日ほどかかってしまいました。

ハケを使っていましたが、その後、擦り漆塗りようの和紙を使いました。こちらのほうがムラなく塗れます。

30分ほどしたら、拭きとります。それでもしばらくすると木目(道管)から油が出てきますので、何度も拭きとります。
このときは、ワイプオールが私の定番です。
天然のオイルはだいたい20度以上じゃないと乾かないので、すこしヒーターをつけていましたら、乾燥が早まりました。

乾いたらサンドペーパー#400くらいできれいにならします。

1度だけでもきれいなツヤになりますが、もう一度塗ります。
こんどは塗り過ぎないように全体にのばします。
乾いたら、#600-1000くらいで軽くなでて、水拭きします。
アンティークの金具を取り付ける

注文したアンティーク金具をとりつけます。
↓どれもアマゾンでおしゃれなものが揃っていました

蝶番はした穴をあけるのですが、ドリル穴がおおきすぎてネジがユルユルになりました。

ねじパテなるものを注文して、ネジ穴に注入します(本来の使い方と違います)

とりあえず固定成功。染み出したパテは拭きとります。

こちらは開き戸用の取って。

忘れていましたが、背板は打ち付けようと思っていましたが、やめて、蝶番とこの掛け金具をつけて開閉できるようにしました。

引き出しは葉っぱ模様の取っ手です。
マイ・キッチンシェルフ/サイドボードの完成!





中にセンサーライトを入れてみようと思っています。