前編からけっこう日数が経ってしまいましたが、後編です。
ついにクリの木の椅子が完成しました!!
自作の椅子4脚目となる作品です。これはミニベンチイスですかね!?
オイルを塗りたてなので木目も出てきれいです。
木の椅子の作り方、続き
前回で仮組みまで出来たのであとは早いとおもっていたのですが、これからが大変でした。
イスの板面を仕上げ加工する
グラインダーやサンダーで板を仕上げていきます。
防塵マスク、グローブ、イヤーマフ、防塵グラスは欠かせません。
クリの皮の部分を削っていきますが、ケヤキと違って柔らかいのでササクレがひどいです。
これをペーパーサンダーとスポンジ研磨材を使って手作業で取っていくんです。
けっこう果てしない作業・・・
そして凹凸がかなり丸くなってしまいます。まぁ仕方ないです^^;
面倒なのでイスの後ろ側の縁は、模様は入れないことにしました。
ちょっと削りすぎて、支柱の穴のところまで削っちゃいました…
これはごまかすしかない!
最後は表面を鉋で薄くひと削りします。
鍛冶職人 清水清介 作の「知足」というすばらしい小鉋です。素人が使うにはもったいないんですが、切れ味は最高です!
イスの脚、左がサンダー#400で仕上げたもの、右が知足の鉋でひと削りしたものです。
ぜんぜんツヤが違います。
イスを組み立てる
さて、いよいよ組んでいきます。
貫通の丸ホゾにクサビ留めです。
やっぱりこれが一番強くてやりやすい。
クサビは木目と直角にいれます。
クサビの作り方はこちら
blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net
裏面のボンドはしっかりとふき取ります。
乾くのを待つ間に、足の高さをきめます。水平(であろう)な作業台の上に、イスの座面が平行になるように置いて、角材に固定したエンピツで脚まわりをなぞっていきます。
これを鋸で切り落とします。
切った脚の裏はノミで面取しておきます。
脚の高さは適当です。今回は座面から34cmの高さになるようにしました。
イスの座面を座彫りする
前回のベンチを作ったときに、座面は何も加工しなかったのですが、少々滑る感じがあるので、座彫りに挑戦してみます。
いろいろ調べた結果、丸鑿を使ってこんなデザインを掘ってみることにしました。
てか、いきなり出来るのかどうか心配!
浅いカーブの幅が広めの丸ノミを購入しました。
問題は、丸ノミの研ぎ方が分からなかったのですが、いろいろ調べて、うまく研ぐことができたので、作業開始します!
様々なサイトの掘り方をみていると、木目と直角に削るようです。
うん、なかなかいいんじゃないでしょうか。
だがしかし・・
これで3時間経過・・>┼○ バタッ
手が痛いし、大変すぎ!
うおぉぉぉ! (翌日です
やっと終了。
スポンジサンダできれいにします。
鉋かけた意味が無かった…(o_ _)ノ
残り部材を組み立てます。
相変わらずの苦手なクランプ&ボンド作業。
また若干失敗してるし。
イスの塗装|オイルフィニッシュは桐油
最後に塗装です。
今回は、いつもの蜜蝋や亜麻仁油は使いません。
桐油を調達しました。
クリの板は白いのですが、この明るい白を生かしたいと思いました。
亜麻仁油は、クリアーなのですが、しばらくするとやや黄ばんだ色に落ち着いてくるようです。
で、桐油というのは、亜麻仁油ほどは黄ばみがなく、耐水性も高い天然オイルだそうです。
揮発性のテレピン油を混ぜて使いました。テレピン油を混ぜることによってオイルの乾きが早いのだそうです。テレピン油は板には残らないようです。
いつも裏から塗っていきます。
塗り方の順序ってあるのかしら?
最後は座面を塗ります。
きれいな木目が飴色に浮き上がってきました。
30分ほどでいったんボロ布でふき取ります。
※その前に、オイルが乾かないうちにペーパーで軽く研磨したほうがいいようです。
耐水ペーパーが理想なのですが、今回はスポンジ研磨材のスーパーファインでこすりました。
その後、オイルをふき取ります。
重ね塗りの場合、オイルがいったん乾いたら(数日)、さらにペーパーをかけてから塗り重ねます。このときも乾かないうちに研磨してふき取りをしたほうがツヤがでるようです。
栗の木の肘掛付き椅子の完成(仮!
できましたぁ!
ブビンカの赤茶色の支柱もなかなかアクセントになっています。
うん、楽しい♪
前編の記事はコチラ↓
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