田舎に暮らすぞ計画

東京を離れ、田舎に移住・・・八ヶ岳山麓での生活と田舎暮らしDIYの、発見の日々を綴る田舎暮らしブログ。

マイクロバイオータと肥満、そして腸内フローラを多様化する必要性を感じてプレバイオティクスに至る

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マイクロバイオータのことを調べていると、肥満と腸内環境の関係がいやおうなしにも目に入ってきます。

私は肥満ではないのですけども、そのことについてはすごく興味深いです。

マイクロバイオータ(腸内フローラ)により肥満になるメカニズムというのを知ると、それが非常に巧妙でして、これは、ちょっと20世紀の科学じゃわからんかったよなぁ、、、って思ってしまいます。
そのおかげで、肥満に対する誤解や間違ったダイエット法なんかが横行していたということもあったんだと。

ただ私は肥満ではなく、逆で痩せ型でして、むしろ太りたい!って思っているくらいですので、ダイエットのことをどうこう言うつもりはありません。

それより、そのうち、私のようにいくら食べても太らない体質から、多少は太りたいという要望をかなえてくれる夢のマイクロバイオータサプリが開発されてほしいと願っているのですが…しばらくなさそうw

マイクロバイオータ由来の病的な肥満は怠惰でも自己コントロールできていないわけでもない

病的と書きましたけど、肥満の人でも健康的な人もいるわけです。そして、ここで病的とされるのは、細胞レベルで、ということです。

肥満には、遺伝的なものや、生活習慣的なものがあるのはたしかなんですけど、マイクロバイオータの研究では、太った人と痩せている人との腸内フローラが異なっていることがわかっています。マウスを使った臨床試験では、太ったマウスに痩せているマウスのマイクロバイオータを移植すると、肥満が改善されます。逆に痩せたマウスに太ったマウスの腸内菌を移植すると太ります。同じ実験は人間でも実例があります。

そもそも太りすぎるというのはどういうことなのでしょうか?

あなたの体は9割が細菌 の著書によると

痩せた人がエネルギーを貯蔵するときは新しい脂肪細胞を多数作り、それぞれに少量の脂肪を入れる。だが太った人は数少ない肥大化した脂肪細胞に多量の脂肪を入れる。…これはエネルギー貯蔵プロセスが健全ではなく不健全になっている兆候だという。…

 つまり、食物から得られた脂肪が一つ一つの脂肪細胞にパンパンになるまで詰め込まれてしまうという炎症状態が続いているということらしいです。

太った人は血液中のリポ多糖濃度が高い。脂肪細胞に炎症を生じさせているのはリポ多糖だった。…

 リポ多糖が脂肪細胞の分裂を妨げて、既存の脂肪細胞に脂肪を詰め込むように仕向けている。

じゃあリポ多糖が悪いのかな?

痩せた人と太った人の腸内で、存在量の違いがみられる微生物に、アッカーマンシア・ムシニフィラという細菌がいる。痩せた人はこの細菌が多くいて、少ない人ほどBMI値が高い。この細菌は、痩せた人では腸内微生物全体の4%を占めているのに対し、太った人ではほとんどゼロだ。…この細菌が少ないと粘液層が薄くなり、リポ多糖が血液中に入り込みやすくなる。…

太るという原因には、アッカーマンシアっていう微生物の欠如も関係しているということ?

太ったマウスにアッカーマンシア入りの食事を与えた実験では、マウスの体内でリポ多糖濃度が下がり、体重が減ったそうです。

それだけではなく、アッカーマンシアを与えたマウスはレプチンへの感受性が高くなり、食欲が減少したということです。

どういうことなのかというと、

人は食べすぎが原因で太ったのではなく、

病気になった結果として食べすぎるようになった

という可能性。

じゃあ痩せの大食いはどうなのかしら^^;

太っていると、だらしがない食生活だとか、自制心がないというようなイメージを植え付けられてきていますが、そうではなくて、腸内バランスの欠如が引き起こした結果(食欲が止まらない)ということもあるということです。

微生物の存在が、人の体だけでなく、意欲意思をコントロールしていることになります。

つい食べすぎちゃう…

それは、あなたのマイクロバイオータが望んだことかもしれません。

抗生物質などによるマイクロバイオータの破壊と食習慣

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Beef Jerky and Other Processed Meats Associated with Manic Episodes

先の記事でも触れましたが、抗生物資はいまや当たり前のように使われています。医薬品としてだけでなく、家畜の餌として利用されていて、ベジタリアンといえども、かならず人体の中に抗生物質が入り込むはずです。さらに幼少期に感染症や病気などの理由で抗生物質を使った人は、日本中ではほとんどの人だと思います。

で、当然腸内フローラは影響を受けているはずですよね。

それに加えて今の食習慣が問題視されています。

最近は、スーパーにいっても便利な加工品が多く、自炊するといえども、加工していない素材だけで作ることってあまり無いのではないでしょうか?

私も加工品をいちいちチェックする癖がついちゃってます。

アレルギーとなる小麦やグルテン、牛乳カゼインはもちろんですが、人工甘味料(アステルパーム等)や着色料など。最近は亜硝酸塩も控えめにしています(でもベーコン好きなんだけどー^^;)

上のリンク記事では、硝酸塩入りのおいしい燻製肉は精神面も破壊することが書かれています。

正直、スーパーにあるほとんどのハムやソーセージのパッケージの裏を見ると、亜硝酸ナトリウムとか亜硝酸NAって書いてあります。発色剤ですよね。おいしそうに見せるための。確かに発色剤の入ってないハムは色がピンクじゃなくておいしくなさそうです。

それにしても、なぜ発色剤が入ってないハムって値段が高いのか。。。

とにかく、硝酸塩の取りすぎ要注意ですね。

そして人工甘味料もはっきり浮き出てきました。

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Artificial Sweeteners Don’t Mix Well with Our Microbiomes | NOVA | PBS

人工甘味料は結構前からなるべく食べるのを気にしていましたけど、マイクロバイオームの観点からもよろしくないようですね。

というか、これらの添加食品は腸内フローラに影響を与えるため、いろんな方面で影響が出ている、といってよいかもしれません。

腸内フローラを整えるプロバイオティクスとプレバイオティクス

マイクロバイオータ関連の著書などをみていると、大腸に肛門から他者の糞便(うんち)を移植する糞便移植が効果を奏するということが書かれています。
これもすごくやってみたい?気がするのですが、もっと手軽な世の中になりそうです。

その発展として、超健康な(とある民族の)人の腸内菌を模して、必要な細菌を合成しカプセルのようにして飲める!というような研究もなされているようです。

なんか2030年くらいには、いまの栄養サプリってのがほとんど消えて、いろんな腸内菌サプリみたいなのがドラッグストアに並んでいることになるのでしょうかね。。

太った人にはこれ!アトピーの人にはこれ!くよくよする人にはこれ!みたいなふうに。

いろいろ調べれば調べるほど、奥が深くて未知のことが多くて、とうてい覚えれないのですが、わかってきたのは、

腸内に凄む腸内菌の多様性が富んでいたほうがいい

ということのようです。

そして、その最も簡単に実行できる方法というのがプレバイオティクスです。

バイオティクスってのはヨーグルトとかでよく見るワードですけど、これって要は、良かれと思う腸内菌を直接食べるってことですかね。

よく、ビフィズス菌が1億個入っています!とかっていう飲料なんかをみますけど、実は腸内菌が100兆個ですので、

100.000.000/100.000.000.000.000=1/1.000.000

つまり、口の中らか善玉菌を1億個食べても、腸内菌の100万分の1の勢力でしかなく、そう簡単に腸内に食べたそれが根付くわけがないってことですかね。

本能寺の変は、ハゲの軍勢1万に対し織田の軍勢・・・30ですから、

それよりも圧倒的に不利っていうのは、数値からも理解できましたわ(笑) 

そこで、細菌を補充するのではなくて、腸内にもともといる理想の細菌が増殖するような餌を与えればいいんじゃないか、というのがプレバイオティクスなんだそうです。

単刀直入にいうと、多様性のあるマイクロバイオータのために、

食物繊維が豊富な食べ物を食べろ

ってことらしいです。

いまさら食物繊維の説明いらないと思いますけど、調べますと、

食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化されないので、胃や小腸で消化吸収されずに大腸まで進むそうです。(大腸は微生物のたまり場)

なるほど!

食物繊維は、野菜や豆類、穀物に多く含まれています。

私も最近は、意識してトマトジュースやKAGOMEの野菜スムージーなどを飲んでいたんですけど、実は、食物繊維は、細かく砕く、つまりスムージーにするだけで、野菜そのままの時よりもずっと量が減るらしいんですね(=д=。)

…いままで野菜ジュースで完璧と思ってた…( ̄□ ̄;)ガーン

なので、できるかぎり、素材そのままを、調理して食べる!これがベストなようです。

 なるほど。

昔は食物繊維ちゃんと採ってたわ(笑)

食物繊維の多い素材

野菜は素材のまま。パプリカやアスパラガス、ネギ、玉ねぎなんかが良いそうです。

米は白米より胚芽米、玄米など。

小麦は全粒粉や小麦ブラン(ふすま)

豆類やナッツ類も食物繊維が豊富です。

フルーツはリンゴやバナナ。

バナナは先日テレビで見ましたけど、

熟したバナナよりも、青くて硬いバナナのほうが食物繊維が豊富なんだそうです。

…たしかに、青いバナナって甘さもイマイチで、繊維が多そう^^;

wired.jp

 

今の世の中、栄養のことは、栄養士ってのがいて、野菜が○カロリーで、ビタミンやミネラルがどのくらいで、、ってな栄養価をベースに成り立っているわけですけど、それをガラリと変えないといけなくなるでしょうね。

今までは、体にいいから、栄養があるから、発酵食品だから、なんて理由だけでしたが、お腹の微生物を知らずして、栄養バランスは語れないなって思いました。

ということで食生活を少しでも意識して変えることにします。

 

で、まずは手始めにこれです。

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そう、分厚い鉄のスキレット。

いま流行っているみたいですね^^

わが家には、このLODDGEの24センチくらいのフライパンがあって、それで野菜やお肉を焼くと、普通のフライパンで焼くより断然おいしくなります。

炭火よりおいしいと思うので夏のキャンプもこれです(笑)

もう、基本的にタレとか不要で、塩とコショウを振るだけで、素材の甘みや味がにじみ出てきてほんと病みつきになります。

ただ、重くて洗ったりするのがちょっと大変です。

で、8インチというちょっとお手軽サイズを購入してみました(笑)

これなら朝食とかでも簡単に調理できそうです。

安価なスキレットもありますけど、鉄がねぇ、、、体に入るものですから、信頼のロッジですね!
そのうちスキレットの使い具合も紹介したいと思います(笑)