洗車をしていて気づいたこと、それは、ドアの内側から水が漏れていたことでした。
幸い車内には浸水してないようですが、ドアを開けて下から覗き込むと、内張りの隙間からポタポタ水が落ちていました。。。
ドアの水漏れ 防水処理にはデッドニング!?
いろいろ調べましたら、長年走行している車両の中には、水漏れ案件がけっこうあるようです。ドアの内張りからの水漏れに関しては、中の防水シートをはりつけているブチルゴムというゴムの劣化が原因なことが多いとか…。
そして、防水対策をする方法をいろいろと調べました結果、防振・防音効果を狙ったデッドニングという穴をアルミのついた吸音材で塞ぐというのが一石二鳥でよいかもしれません。
材料を揃えたら、さっそく内張りを剥がしていきます。
外し方などは、ミンカラなどの過去のクロスロードの整備記事を残された方々から参考にさせてもらっています(ほんと助かります!)
クロスロードの場合、ドア取っ手のココをマイナスドライバーでちょっと力いれてこじると蓋がとれてボルトが出てきます。これがよくわからずにかなり手こずりました。
さらにドアロックのところも蓋を外すとボルトが2箇所。
あとは、内張りの下から指をいれてバリっと剥がすと外れます。
中にパワーウィンドウの電源コネクトとドアロックを固定している金具(3箇所)があるのでそれをはずしてパネルを取りました。
標準装備は気持ち程度の防音材?
内張りをはずして、水をかけて見ます。どこから漏れるか一目瞭然です。
まずは、外側からドア内に入る場合、ウィンドウモールのつなぎ目、ここからほぼドア内部の空洞に水がドボドボとはいっていました。ここから水が侵入するのは、想定内のようですが、ちょっと劣化しすぎているのか、あまりにもひどい量がはいってきます^^;
そして、ドアのウインドウ部から入った水は、この防音シートがついたビニールによって内部に入ってくるのを防いでいますが、、、
劣化がひどくて、ビニールをおさえていたブチルゴムが剥離劣化しててここから内張り内部に水が漏れ出していました。
とりあえず、ビニールを剥ぎ取って、ブチルゴムもできる限り除去します。
この縁についているブチルゴムをとるのが大変ですw
ベトベトしててこびりつきがひどい。しかも踏んづけたら最悪ですw
必須アイテムはこのブレークリーン、もしくはパーツクリーナーです。これで塞ぐ穴周りを脱脂しておかないと、ゴムも粘着テープもまったく張り付きません。
標準でついているスピーカー。もうカビなのかホコリなのかわかりませんが、新品に交換したくなっちゃいますね。今回は割愛! というかデッドニングしちゃったら、もうできないかなw
最初はテントマットでやってみようとおもったんですけど、ぶ厚すぎて内張りがはまりませんでしたw
よって、アマゾンより防水性のある断熱も兼ねた防音シート5mm厚、そしてブチルの両面テープを購入
アルミテープが足りなかったため、強力なダクトテープも併用して貼り付けます。
これでとりあえず、内張りへの水の侵入はふせぐことができると思います。
ただ、ウインドウモールからの水漏れがちょっとひどいようですので、ここはディーラーさんに聞いて替えのパーツ交換できるかどうか聞いてみることにしましょうw
そしてこの作業、1日かけて、ドア4枚ともやることになったのでした。。。
断熱について
ここで、このデッドニングシートを覆う前に、中にグラスウールを入れ込む動画をいくつか見ました。しかし、ウインドウモールからの水の侵入をかんがえると、グラスウールは入れてはだめなんじゃないでしょうかね?いちど濡れると効果がなくなるグラスウールは水がはいるところは厳禁です。あと、発泡ウレタンという手もありますが、うーんという感じ。断熱シートを隙間なく張りまくるのがベターでしょうか。とはいえ、ここだけ断熱をしても、そもそも熱がいちばん奪われるのは、窓ガラスであり、金属枠です。家の熱の半分以上は窓から奪われるという事実を学んでいますので、窓が多い車の場合、ボディの中空になにか埋めても断熱の効果はどこまであるのかなって思います。それより金属部が露出しないようにするのと、やっぱり窓の断熱が先でしょうね。