久しぶりの更新です!
ティースプーンを作ってみました。
ケヤキの端材を使って出来た11本のスプーン。
手間なので避けていたスプーン作りですが…
スプーンカットの部分はちょっと凸凹してるけど、なかなかの仕上がりじゃない?!
木のスプーンの作り方
どこかで購入した愛用の木のスプーンがもう古びてきました。
重い腰を上げて、スプーンを作ることにしました。
使ったのは、絵本棚を作ったときの余り材のケヤキの板。使い物にならなそうな横長の端材です。
ちょうどスプーンと長さが同じでした。厚みも2cmほどでちょうど良い。
とりあえず愛用スプーンをベースに鉛筆でトレースします。
それをBOSCHのジグソーで粗削りします。
ジグソーでカットしたスプーン(上)をRYOBIのベルトサンダーを使って滑らかな形に整えます(下)
同じものを均一に作るのは面倒ですので、好き勝手に、いろんな形にしてみました。
問題はここから。
スプーンのお皿の部分のカットです。
鉛筆で適当に掘る枠をトレースします。
鑿や彫刻刀で掘っていきます。
細かくて掘りにくい!
なので、スプーンが動かないように適当な木っ端でジグを作って作業します。
しかし、これがけっこう難しいのですよ。
なかなかきれいなカーブに掘れなくて、凸凹してしまします><
使うのは、丸すくい(丸曲)というカーブした丸鑿や彫刻刀。
手持ちには叩き丸鑿の21mmほか、浅丸曲りの15mmだけでしたので、アマゾンから使いやすそうな彫刻刀を追加購入。
これ、中国製だろうからあまり期待していなかったのですが、丸のやつだけはガリガリ削れました(笑)
が、
調子に乗ってたら刃が欠けやがった(泣)
…まぁ、研げばどれもそこそこ削れるようになりましたけど、研ぐのはちょっとコツが要ります。面倒だしね。
使いやすいのはカービングナイフかもしれませんね。
なんとかすべてスプーンカット終了。
手が痛い。
先月北海道にいったときに、アイヌの彫刻してた方は胸に彫刻刀を当てて掘っていましたが、あれは素晴らしい技だと実感。
スポンジ研磨材のFINE(#240-320)でペーパー掛けしていきます。
湾曲部などを仕上げるのにこのスポンジ研磨剤がなかなか重宝します。
前回作ったスプーンの経験から、いったんスプーンを水に浸けます。
乾いたら、毛羽立ちが出るので、こんどはSUPER FINE(#320-600)で仕上げ磨きをします。
しかし、ケヤキって木は、硬いけど、けば立ちも少なくて、すばらしい木目が出ますね。
最後は食器用の蜜蝋ワックスをたっぷりと塗りこんでいきます。
拭きとって、乾いたら2度塗りして仕上げます。
完成です!