ボール盤に続いて、テーブルソーを揃えるつもりでいろいろ選んでいたのですが、理想的なものがKQLFT TOOLSから発売されているstax tools メンフィス655というテーブルソーでした。
お値段、機能、使いやすさ、どれをとってもすごく良さげでしたので、取り寄せてみました。
※この記事はメンフィスの新型(黒いプレート)の評価です。
ダメ過ぎたテーブルソーstax toolsメンフィス655
もう本当にがっかりです。
かなり期待して楽しみにしていたのですが、期待をばっさり裏切られるほどにひどいものでした。QKLFT TOOLS社の対応もさっぱりです。
こう見えても私は、買い物に関しては、直観的に購入しているため、ほとんど失敗というものが無いのです。
またちょっとくらい不具合があっても何とかしているのですが、今回はあまりにひどすぎて、泣けてくるレベルです(泣)
購入したのは新型のメンフィス655テーブルソーと専用のパイプ脚セット。
いろいろ欠陥だらけで組み立てるのにも苦労しました。
部品チェックで脚用のナットが8個ついていないことがわかり、ホームセンターに走ります。
この辺からもう怪しかったのですが、
悪夢はここからでした(笑)
脚が組みあがらない!
曲がってますよね…いや、ボルトは曲がってないんですよ。
パイプをつなぐボルト用の穴が平行にあけられていませんでした。
このため、手作業では入りません。最終的に力ずくパイプを捻じ曲げてハンマーで叩き込みます。ボルトのネジ山はボロボロですけど。。数カ所これですから泣けてきます。もうやる気ない工場で作ってる感満載。
それでもです。
まぁ組みあがれば脚なんぞは傷つこうが安定していればOK、テーブルソーが使えればよいのだ!とおもっていたのですが・・
まさかの本体が大欠陥品。
テーブルのほうは、薄い鉄板のようなんですが、重要なテーブル面が屈曲しています。フェンスをあてるとありえないほど凸凹でした。
本当に信じられませんでしたが、ノコ刃とテーブルの直角がまったく合いません。丸ノコ刃の右面をスコヤで直角に合わせると、左面が傾いています(あれ?
これでは、板や角材を正確に直角に切ることは不可能じゃん。
鉋修正用の下刃定規をあててみてみるとノコ刃付近は部位によって傾斜していて、テーブル自体が歪んでいるのがわかります。さらに、画期的とおもわれたスライドテーブルの板は盛り上がりすぎて、メインテーブルと1-2mmの隙間ができています。
そして極めつけはこれ↓
レール溝にマイターを差し込んだら硬くてはいりません。
よく見ると、マイターゲージについているアルミフレームは折れ曲がっていました。
_| ̄|○ ガクッ
なんだよこれ・・・・
もう、ちょっとはずれを引いたという感じではないですね。
中国かどこかの粗悪な工場の、いい加減なところで作っているやっつけアイテムで、検品すら行っていないという状況がうかがえます。
見れば見るほど、あちこちと、どうしようもない感が、、、
さすがにこれはいけませんよ。ちゃんと作りましょうよ。
ち密に物を作るための道具ですよ!?
で、即返品です。
半日かかって組み立てたものを半日かかって梱包しました。
はぁ~、じゃあどうするかなぁ、、
かといって、メンフィスほどに使いやすそうで安価なテーブルソーはみあたりません。あとは10万以上の100kg超える精度の高いものばかり。クレーンがきてもうちには運べません。なので、しばらく検討中になりそうです^^;
あ、そうだ、メンフィス用に、アメリカのアマゾンからテーブルソー用チップソーを注文したんだっけ、、、
_| ̄|○ ガクッ
一応同じような内容をクレームとしてQLFT TOOLSのほうに報告したのですが、何一つメンフィスについての回答はありませんでした。
返金すりゃいいと思っているのか、こういう時の対応を知らないようです。
このメンフィスを改良するとしたら、
まず鉄板をもっと分厚くすること。
そして、マイター用の部分のスライドレールの改善。
旧来のスライドなしバージョンにして、オプションで精度の高いレールをつけるっていうのでもいいと思います。
そしてなによりも、粗悪な工場との提携を打ち切り、台湾などでもうちょっと信頼のあるところで作ってもらいたいものです。