田舎に暮らすぞ計画

東京を離れ、田舎に移住・・・八ヶ岳山麓での生活と田舎暮らしDIYの、発見の日々を綴る田舎暮らしブログ。

これは簡単!?アイアンテーブル|パソコン用の長机を本気で自作してみた

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新しい作業台で作った初めての作品が、このカウンターのような長い机です。

自分の作業部屋のパソコンデスク用にこんな机が欲しかったのです!

なんか、使うのがすごくもったいないです(≧∇≦)

今使っているパソコンデスク用の机というのは、スノコに木の角材をつけただけという、やっつけテーブルだったのに…

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↑こんなやつ・・・散らかってます>┼○ バタッ

それがこれに変わるんです!!↓↓↓

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すごいグレードアップ♪

※その後、さらにパワーアップさせたPCデスクを作りました!記事最後にリンク

テーブルを簡単に作るならアイアン(鉄)の脚に限る!

問題は、テーブルの脚をどうするかということでした。

木工が好きですからどうしても脚も木で作ろうと考えていました。

しかし、脚をテーブル板につけるための構造がけっこうややこしいのです。

だからといって、ホームセンターに売っているような丸い棒の足をネジでねじ込むようなシロモノはちょっといただけません。

で、最近ネットで見ていて「アイアン」(鉄)を使った家具を思い出しました。

そうだ、脚はアイアンにしよう!

そしたら、アイアンの脚だけってのは、けっこう売っているものですね。

鉄脚販売サイト見つけました。

TEKOLABO/鉄脚+古材ラボ

粗悪な海外製品が多い中、大阪の溶接の職人さん?のようでしたので、ココに決めました。お値段も安いし♪

アイアンはスチールやアルミなんかよりも重いですが、強度もあるし、デザインが本物的でいいです。

↓こんなやつです

ということで、早速、自分の机を自作してみました。 

 

アイアンの脚を使って本気でテーブル(机)を自作してみた

材料

アイアンの脚  4つ 13000円くらい(76cm 径19mm 送料込み)

タモの板 200×1900×22mm 3枚  6000円くらい(テーブル板ヤフオクで)

タモの板 250×700×22mm 1枚   1000円くらい(引き出し表板 ヤフオク )

シュリザクラ130×45×900mm 1本  2000円くらい(天板の吸い付き桟用 ヤフオク )

黒檀   500円くらい (千切り用)

ビス M5×20mm 16個  500円くらい

シナ合板・ヒノキ材(引き出し用) 残り木

ビスケット 数枚

塗料  みつろうワックス

総額:24000円くらい(作業道具台は含まず)

 

板をはぎ合わせて机の天板にする

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これがテーブルの最も核心の作業だと思います。

今回は、タモという木目の詰った白い木材を使いました。

ちょうど3枚、同じ厚さで手に入れたので、表面をカンナでかけて、平にしたあと、ルーターをつかって、板をつなぎ合わせる部分を平にカットします。

しかし、2m近くある長い材では、なかなか小さなルーターテーブルで平にするのは難しいです。

結局カンナで慣らしてみましたが、隙間が出来てしまいそうです。

まぁ、とりあえず初めてだし、ヨシとします。

 

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つぎに、横溝ビットというもので、板の継ぎ目に溝を掘っていきます。digramのビスケット用のビットがありました

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間にビスケットという楕円の木製チップを埋め込んで接着します。

いわゆるダボのようなものなのですが、ダボよりも強度が強いらしく、板などを継ぎ合わせるのに向いているようです。

マキタのダボがブナ材で強度があるというので、それにしました。

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ビスケットはビスケット用のカッターがあるのですが、わざわざそのために工具を買うほどでもないので、ルータービットでやってみましたがなかなか良いです。

 あとは、隙間や収まり具合を確認したあとで、タモ板を接着剤ではぎ合わせます。

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今回、新調した、この接着剤。タイトボンドⅡ

かなり強力!30分で固まります。すごい活躍!

1日待たなくて次の作業へとりかかれます。

しかし、接着時間が短いだけに、焦る焦る!

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クランプが足りないし、120cmのパイプクランプが長すぎて、この作業場では使いにくくて大変でした(汗

   

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1枚の天板になったら、少しカンナをかけて慣らしておきます

どうしても反ってしまうのはしょうがないですね。

そして裏は隙間があいてしまった・・・・やっぱり><

 

天板に吸い付き桟をつけてみる

通常テーブルの強度や反りを修正するために、天板の下に桟木をつけます。

これは、ネジやダボでつなぎ合わせるのが簡単です。

しかし、ここは、ちょっと匠なことに挑戦してみることにしました。

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吸い付き桟

アリ溝ビットを使って天板に斜めの溝を掘ってそこに桟木をスライドさせてとりつけます。

クギなどを使わないのですが、しっかりと組むために、溝の幅を入り口から奥側にいくと狭くなるように調整してきつくします。

 

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まずはシュリサクラを丸ノコで縦にカットして、それを半分に切り、4本のテーブル桟を作ります。

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直角をだすのには、70mmもあるロングビットをつけてカンナ盤のように削っていきました。これは便利!

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ルーターのアリ溝ビットで、テーブルにつける側を掘っていきます。

シュリサクラはかなり硬くて、よく見ると銘木でした。桟木に使うとはもったいなかったです(笑

 

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こんどは、天板のほうを、トリマーで彫っていきます。

墨付けはシュリサクラの桟を置いてエンピツでトレースしました。

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始めはストレートビットで2回くらいに分けて掘って、最後にアリ溝ビットで吸い付き残の溝をカットします。

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片側は垂直に、もう片側は、奥がやや狭くなるようにカットします。

 

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1本目、チェックします。

・・・

ギャー!

スカスカ・・

 

一回目からミスった!

もう、吸い付きどころか、スルっと入っていきます。

これはむずかしい・・・

※あとで他の吸い付き桟の紹介サイトをみると、レベルが高いようです。ジグを作ったり、手作業だったりと何かと難しそうでした。

 

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2本目からは、ちょっと慎重にカットしていきます。

ハンマーで叩いてある程度は入りそうな状態にしました。

 

奥の部分は、桟木のほうをすこし加工して、溝が隠れるようにします。

結局2本は吸い付かず…

で、吸い付き桟は失敗がゆるされないのですが、きっと失敗している人がいるはず!と思い調べましたら、、、、いたいた♪

失敗した吸い付き桟を修理する

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ホームセンターに駆け込み、2mm厚のヒノキの薄い平棒を手に入れました。

ヒノキなら少々柔らかいので最適です。

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これをカンナで片方だけが薄っぺらくなるように削っていきます。

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それを溝に沿わせてボンド付けして乾かします。

これで、かなり窮屈になり、大ハンマーで叩かないと入っていかないくらいになりました。

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結局、補修したほうが、よく吸い付いています(笑

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ちなみに吸い付き桟の溝の奥は、このようになるべく直線的にノミなどできれいに整えます。

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そして、桟のほうも、段をつくっておいて、テーブル側のトリマーの溝が隠れてしまうように加工しておきました。

 

テーブルのアクセントに千切りを入れてみる

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千切りというのは、蝶のような形をした硬い木を、板の継ぎ目や割れたところに埋め込んで、補強を目的としていますが、そのあまりの優美さに、デザイン的にも格が上がります。

実際に、市販のテーブルで千切りがあるものは、手作りの高級家具です。

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これまたヤフオクで手に入れた黒檀という超硬い木の棒。

もう、ほとんど金属じゃねーかっていうほど、ずっしり重いです。

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エンピツで墨付けしたら、自作のジグソーテーブルでさっそく切っていきます。

※ノコの刃を選ばないと、硬くて削れませんでした。

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とりあえずできました。

(画像のチギリは木目方向が間違っていました。チギリの入れ方の記事はこちら)

 

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WEBを見ると、はめ込むほうを、少し狭く削るとか書いてありますが、けっこう硬くて難しいので、割愛w

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とりあえず、凸凹は慣らします。

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そしたら、ノミが欠けました。

まじかー!

どんだけ硬いんだか・・・・トホホ

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千切りが出来たらエンピツで天板に墨付けして、トリマーで削っていきます。

ジグはないので、絶対失敗が許されません!

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内側2mmくらい残して、ギリギリまで削ります。

タモだと柔らかいのでよかったですが、堅い木だとキックバックが怖そうですね^^;

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あとは平ノミで墨線まで掘っていきます。

ちょこちょこ確認しながらでないと、堀りすぎます。

 

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タイトボンドを流し込んで、上から当て木をしてハンマーで叩き込んでいきます。

ボンドがにじみ出てきたら、水をつけて拭き取っていきます。

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あとは、同じ厚みのベニヤを2枚挟んで、そこをレールにして、トリマーで千切りの出っ張りを削っていきます。

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きれいに削れました。

しかし、黒檀の細かい粉がタモの白い木目に入り込んで、周りが汚れてしまいます。

ブロアー必須ですね。

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2個目も削りおわろうかという最後で、千切りの端っこが・・・

欠けました( ̄□ ̄;)ガーン

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黒檀のカスをあつめて、ボンドを混ぜて、穴のあいたところを埋めようとしましたが・・・・

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失敗・・・>┼○ バタッ

ま、まぁいいかぁ^^;

 

アイアンの脚をテーブルにつける

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次ぎは、いよいよ、TAKELABOのアイアンの脚をとりつけます。

1800mmの長い机なので、径を19mmの太めのアイアン。

高さは760mmです。

脚が外側に向かってやや傾斜していますので、安定感はありそうですが、なにせビス留めしますから、強度がどのくらいあるのか心配です。

※現在は普通にアマゾンや楽天で買えますね!

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脚の受けの部分は、しっかり平になっていました。

さすが職人さん!グラインダーの跡がかっちょいい。

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溶接部もそのままで、塗装もしていなくて、鉄の質感がそのまま伝わってきます。

ラフさが素敵です。

 

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脚がテーブルの外に出ないように、やや内側に墨付けして、キリでセンターを出した後に、ドリルとドリルガイドを使って下穴をあけます。

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ビスはTAKELABOさんのおすすめ通り、トラス頭タッピングビスの5mmを使いました。

ねじ込むのに脚がジャマで、長いドライバーが必要でした。

何度もホームセンターに通います(笑

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とりつけてみると、すっごく強度がありそうです。

もうガチガチに張り付いています。

これなら大丈夫そうです♪

 

机の引き出しも作る

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タモの短い板で引き出しの前板を作ります。

引き出しもけっこう手間がかかる作業です。

手抜きにするために、吸い付き桟につかったシュリサクラに横溝をレール代わりに掘って、シナベニヤをスライドさせることにします。

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タモを前板のサイズにカットしたら、直角・平行を出します。

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ルーターの横溝ビットで、吸い付き桟のシュリサクラと前板のタモにベニヤを入れる溝を掘ります。

※シュリサクラの桟はテーブルに打ち込む前に、あらかじめ溝をいれておきます。

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左右の引き出しの板はちょっと形を変えてジグソーでカットしてみます。

シャープな感じを出してみます。

 

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底板にするシナベニアと奥のヒノキをカットします。

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うまくはまるか確認。

スライドも硬くなくいいですね!

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タモの前板の溝にボンドを流し込んで、底板のシナベニアをくっつけます。

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直角よりもやや内傾するように固定。

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奥の板は木ネジとボンドで固定。

横は・・・・またあとで♪

ここには、紙類やエンピツなどをいれるので、横はなくて、中にケースを置けばいいかな、と思っています。

 

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とりあえずこんな感じです。

研磨と塗装は!?

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書きませんでしたが、サンドペーパーかけと塗装は、部材ができあがるたびに、ちょこちょことやっています。

ペーパーかけは、今回、このブロックを使ってみたのですが、すごく使いやすかったです。

いままで、木の破片でやってましたが、ぜんぜん違いますね^^;

ビックリw

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そしてペーパーも茶色の安いやつから、青い高いペーパーにしたら、耐久も削れ感も格段に変わりましたw

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塗装は、もちろんみつろうくりーむのワックスです。

越中朝日町の尾山製材のこのみつろう缶がすごすぎです。

引き戸や今回のテーブルにも塗りこみましたが、長持ちします。

オスモや他の天然塗料の10倍以上のコスパじゃないでしょうか? 

アイアンテーブルがついに完成!

 

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できましたぁ~^^

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もう嬉しい限りです!(><)//

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その後に作ったPCデスクの記事はこちら
blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net

 

 

ジグソーを作業台に固定|ジグソーテーブルを自作した

一度丸ノコを部屋で切ったことがあります。

もうめっちゃノコクズが散らばって使えたものじゃぁありませんでした(笑

でも、なんとか木材を手軽にカットしたい!

特に縦切り!

そんな思いから、ジグソーを作業台に固定して、テーブルソー代わりに、ジグソーテーブルなるものを自作してみました。 

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ジグソーを作業台に固定する|自作ジグソーテーブルの作り方

必要な材料

ジグソー  ボッシュスーパー電子ジグソーGST140BCE

アルミ板 光アルミ3mm×200×300mm 1枚

皿ネジ 径4mm 長さ20mm4本

とりつける作業台

 ジグソーとプレート選び

ジグソーをテーブルに固定するにあたって、ジグソーの購入を検討しました。

もう、間違いなくボッシュがいい!と判断。

その理由は、

①ボッシュのジグソーは評判が高くレビューもいい

②ワンタッチでノコ刃の取り外し

③回転数コントロールが容易

④切れ味が違う(らしい)

⑤切断深さが比較的深い

最初はDIY用のPST1000PELに使用と思っていました。

多分これでもまったく問題ない性能とおもいますが、ここは思い切ってプロ用のGST140CEにします。

選んだポイントは最大切断能力が140mmもあるということでした。

切断幅が広ければ、薄い木材でも安定した加工ができると思ったからです。

アルミプレートは3mm厚のモノしか無かったのでそれにしました。

もっと厚いものはあるのでしょうが、特殊のようです。

届いた3mm厚でも十分と判断

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ボッシュのジグソーが届いたので、作業開始。

 

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アルミプレートにジグソーが出る穴の部分の墨付けをして、ボッシュのプラスチックのプレートを外して、アルミ板にテープ止めします。

直角定規などをつかって平行にとりつけます。

 

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ドリルにドリルガイドをつけて、クランプで固定して、ビス穴をあけます。

径は4mmでした。

 

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ネジ頭用の穴もあけます。

 

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こんな感じです。

 

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つぎにジグソーの刃がでるところを、10mmのドリルで穴を空けます。ヤスリですこし形をととのえました。

 

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こんな感じです。

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ジグソーに付けてみます。

うん、バッチリですね!

 

ここで使った道具

作業台を加工する|トリマーで加工

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次に作業台を削ります。

先日作ったばかりの作業台です、さすがにもったいない気もしましたし、緊張します。

アルミ板を置いて作業台の板にエンピツで墨付けしたら、トリマーで削るために定規などをガイドとしてクランプで固定して削っていきます。

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深さは3mm

すこしづつ確認しながら削っていきます。

3mm程度では問題ないと思いますが、キックバックには気を使います。

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周りが削れたら、ジグソーが当たる部分だけ残して置きます。

とりあえず、アルミ板の幅がここできつめに入るかを確認します。

入らなければ、すこし側面を削ります。

 

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真ん中はジグソーで切り取ります。

初ジグソー♪

めっちゃよく切れます♪

しかも丸ノコのようにクズが飛び散らないのもGOOD!

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掘った部分の四隅にネジ穴を開けて置きます。

もし、アルミ板が沈み過ぎた場合は、下からネジで押して調整するためです。

 

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あとは、ノミ・紙ヤスリ・スクレーパーなどで側面のはまり具合や厚みを確かめならが、アルミプレートの調整をします。

 

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できましたー!

若干出っ張りがありますが、ジグソーなので、そこまでの精度は求めません。

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下はこんな感じです。

ジグソーの粉塵ホースが板にあたっていたので、すこし裏板を削ったりして調整しました。

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まぁ、だいたい垂直です。

これで、木材の縦切り加工ができちゃいます!

 

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さっそく2×4の端材を試し切り♪

いやぁ、爽快ですね♪

使った道具

ジグソーテーブルを作ったまとめ

とにかく、丸ノコでは、幅が細い木材の縦切りなど困難だったものが、これで可能になります。

丸ノコでは不可能なカットや加工ができます。

モノ作りに幅が広がりました。

まだ、水平のガイド定規などがないので、それは今後作ります。

それから、ルーターテーブルのプレートを1枚追加してジグソーを付けるという案もありましたが、ジグソーとルーターと同時に作業だできなくなるため、ルーターはルーターテーブル専用、ジグソーは作業台に分けるのが良かったと思います。

 

※その後、丸ノコテーブルも自作しました↓

木工作業に必要な集塵システムを作る|自宅DIYでできる掃除ダクトの配管

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すみません。木工ネタがつづいています。

作業台を作ってから、どうしても必要だったものが、

集塵機でした。

しかし、掃除機をより使いやすく、効率的に活躍させるために集塵システムを構築しました。

 

集塵機に集塵ダクトホースとパイプを配置

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先日からつかっているサイクロン集塵機。

なかなか調子がよくてお気に入りなのですが、一つだけ問題がありました。

ホースが小さいので大きな木クズと長いカンナクズは吸い込めない、ということです。

まぁ、普通の掃除機でも同じことですので、それは個人レベルでは良しとします。

ダクトホースはなるべく太いもので、先のルーターテーブルについていた集塵アダプターが径65だったので、それに統一しました。

さすがはアマゾン。

なんでもあります。

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2.5mほどのダクトホースを壁に這わせます。

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そして、硬質ダクトにつないで、作業台に寄せます。

宙に浮いてますが、硬質ダクトは好きな形に曲げて止めることができるので、すごく便利。

もう少し工夫して、これにチリトリのような広いノズルをつけたいです。

ダクトを壁に固定するのには、パイプ固定用のステンレスサドルバンドを使いました。


 

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集塵機とダクトホースの接続はこんな感じ。

集塵機のホースの径がメーカーによってバラバラなので、これが迷うところですが、パイプの径(40・50・60など)にひとつでもあわせられれば、あとはジョイントがあるので、それで65(パイプは50というやつ)のダクトにつながりました。

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ルーターは作業台の下です。掃除機のノズルを入れ替えて、使うときだけルーターのほうの集塵ダクトにセットします。

 

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ちなみに、以前木工教室に通っていたばぁばが、こんなものを持ってきてくれていました。

何かと思ってたのですが、これ、脚で踏んだらスイッチが入るという仕組みのジグでした。

すげー!

ということで、集塵機をこれに使っています。

で、脚で踏むといつでも掃除ができるようになっています。

これが一番革命的♪

追)と思ったら、フットスイッチって、けっこういろいろ売ってました↓記事

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電源は、スイッチ付のタップを使って、省エネ。子供が誤って作動させたりしないようにもなり安全ですね。

過去記事

blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net

 

 フットスイッチの追加記事書きました

blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net

 

ルーターテーブルとルーターを買った|KERBとマキタの夢のコラボ…なの!?

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また高い買い物をしてしまいました・・・汗

でも、これからテーブルやなんやと作っていくには必要な道具です!

ここは、しかたない!と言い聞かせています。

ルーターとルーターテーブルの取り付け方

一応アースマン(高儀)のトリマーをもっていますが、やはり6千円程度の道具には限界があります。

そして、木材の直角出しや平面を作れないと、いつまでもホームセンターや既成のカット品に頼っていてはダメだと思いました。

始めは手押しカンナ盤がほしかったのですが、とても個人のDIYでは大掛かりすぎたので、ルーターテーブルということになったわけです。

ルーターテーブルでできること

ルーターテーブルがあると、かなり木工にバリエーションが広がります。

面取りや溝堀というワンパターンなこと以外にもテーブルであることの安定した作業性と様々なパターンの削り方が工夫次第でできることになります。

ルーターテーブルは、オフコーポレーションというネット通販でKERVというオリジナルの安いルーターテーブルを調達しました。

しかし、このテーブルでちょっといろいろありましてw

マキタのルーターPR2301FCはアマゾンで、このKERVのテーブルにも取り付け方が紹介されているので、もっとも無難でよいと判断。

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ルーターテーブルにはルーターをセットするためのネジ穴があいていませんので、それを、手持ちのルーターにあわせて穴あけする必要があります。

一応、穴あけするためには鉄鋼ドリルと、45度のネジ頭埋め込み用ドリルビットも使わなければなりません。

アルミプレートに穴をずれないように開けていきます。

けっこう緊張w

ここでもドリルガイドが活躍!

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のはずだったんですが、

穴を開けて、テーブルにセットしようとおもったら・・

KERVのプレート曲がってるし!!

 をい!

そこですかw

厚み6mmもあるアルミプレートがきれいにカーブしていましたw

   

KERVの部品を返品していたらルーターテーブルがセールになっていた罠

すぐにオフさんに、曲がっている旨を電話しましたら、

「あくまでもホビー用だし、自分でシートなどで調整する・・・」

っていわれてもね、曲がってるのは調整できんでしょ・・

そういう問題じゃないしw

事情を説明し、返品手続きをしました。

そしたら12月に入ってやっとプレートが届いたんですけど、

こんどは、クリスマスセールでKERVのルーターテーブルを買うと5000円相当のオプションをプレゼントするセールになっていたのでした・・・>┼○ バタッ

おまけに作業台に使ったOTOROのクランプもクリプレ対商品になってました。

 

まぁ、ついていなかったってことですかね。。

ただ対応が微妙すぎる。。

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気を取り直して、セット完了し、完成

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試し切りも問題なし。

 

ルーターテーブルにおすすめのルータービット!(追記

使っていて断然いいのはdigramさんのルータービットです。

以下のロングビットをはじめ、様々なビットがありますが、とにかく切れ味が良く、長持ちします。

アマゾンで買えますし、刃にしっかりコーティングして送ってくるので安心、そして比較的早く届きます。一度刃が欠けていたものがありましたが、対応もよくすぐに返品に応じてくれました。

なので、ビットは軸径が12mmで揃えるよりも、12.7mmでそろえたほうがおすすめです。

コレットチャックを12.7用のもの(以下参照)を用意すれば、まったく問題ありません。

とにかくこの超ロングビットだけはルーターテーブルで角材加工などの直角出しに必須ですので揃えてください(2019年記)

digramのビットは黄色です。サイズはほぼインチで揃っています。それに合わせる様に穴あけ用のホォスナービットなどもインチで揃っています。私はミリ換算して、ミリの穴あけビットも使っています。

 

 ストレートや面取り、丸面、サジ面などノーマルビットのほかにも、種類もいろいろあって、モノ作りが楽しくなりそうです。

(追記終わり)

 

ただ、直角出しや手押しカンナ盤のような使い方をする場合は、ビットの長さが足りません。

マキタルーターのビット軸は12mm。

ロングビットは12.7mmです。

 

というか、使いたくなるようなビットの多くは12.7mmです。

つまり、12mm⇒12.7mmに変更するにはそのアダプターのような部品が必要になります。

私の場合マキタ用のコレットコーンとコレットナットです。

ツールズGRというサイトで通販していました

追)現在、どこでも手に入ります

さて、できるだけシンプルで簡単に作れるものから作っていく予定です。

 

 

作業台を自作するのだ|ついに木工ワークベンチ完成!

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憧れの木工作業台がついに出来ました(≧∇≦)

見よう見まねで自作した割には、なかなか良いじゃありませんか!

和室の縁側が、作業スペースになりました。

自作作業台の作り方|ついに完成

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前回、脚枠に天板を固定したところまできました。

こんどは、天板の枠木の貼り付けと、これ、バイスクランプをつけていきます。

この木工用のクランプって、かなり魅力的で見栄えがします♪

作業テーブルに木枠と木工クランプを取付ける

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枠の素材は硬い木のほうがよかったのですが、無いのでまたまた杉を利用します。

バイスのところは、欅を使用しようか迷いましたが、どうせ傷つくのでこちらも杉材の2×4を利用。

寸法通りに切って、鉋で平面を出します。

 

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木工バイス用に取り寄せたのは、OTOROという海外モノのクランプ。ズッシリと重いです!

追)もう少し取り回しの良いクランプでもよかったかも。

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このクランプにネジ穴を開けていきます。

M8のネジなので、M8の鉄鋼ドリルを使います。

鉄鋼バイスを調達しておいて良かったです!

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クランプを当て木にとりつけます。

シャフトは径27mmのガスパイプです。

ホームセンターに30cmのものしかなく、これを2本使います。

 

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2×4材の幅が狭すぎて、クランプが天板を乗せている脚にあたってしまいました。

ノミで適当に脚を削ってセットできるようにしました。

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ネジ穴が出ないように加工して取り付けます。

 

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セット完了!

でも、かなり使いにくいwww

一つならスムーズなのですが、二つは、ちょっと無理がありました。

締め付けは良いのですが、開くときにクランプのフックを押して緩めるのが、けっこう大変でした。

まぁカッコイイから許します。

 

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しかもちょっとずれていた^^;

まいっかw

 

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下はこうなっています。

 

 

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反対側の枠はちょっと工夫します。

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ダボとダボ穴マーカーを使います。

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脚のほうにダボ穴の中にボンドを流し込んで、ダボを打ち込みます。

 

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30mm×40mmの木枠ですが、どちらでも使えるようにして、枠はボンドで固定しません。

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縦に差し込めば、ベンチドッグ同様、木材止めにも使えます。

抜き差ししやすいように、枠のほうの穴は少々大きめにあけておきます。

ベンチドッグ用の穴を作業台に掘る

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つぎにベンチドッグ用の穴をあけていきます。

これが大変でした。

今回、使ったSK11のドリルガイドがすごく助かりました。

じつは神沢のドリルガイドを購入していたのですが、使いにくく、なんと軸ブレを起こしていて、返品!

しかもリョービのミニドリルも多少軸がぶれていたのが発覚。

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SK11のドリルガイドとともに、日立のドリルも買いましたが、完成度の高さに感動です♪

充電式が使いやすそうですが、木工には断然コード式だと実感。

ちょうどドリルガイドにぴったりとセットできてぶれません。

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この日立のD10VHドリルのいいところは、回転スピードがダイヤル調整できるので、ボール盤のような使い方には非常に適しています。

しかも使用中に片手でスピードコントロールが出来てしまいます。

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それを想定しているのでしょう、ガイドにセットしたときに、上から非常に押えやすいデザインで、加重をかけても重心がブレません。

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キーレスチャックなので、ビットの取替えも簡単でした。

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SK11のドリルガイドはアマゾンで見るとオモチャのようにチャチに見えましたが、そうではありません。

レビューに台座がプラスチックという書き込みがありますが、アルミ製です。(プラスチックにみえるのですが)

そして、バネが硬いというより、パイプとパイプを通す穴の隙間が少なく(ガタガタしない)ためにスライドが重いのです。CRCでも付ければ問題ないです。

バネは、2本ついていますが、1本だけにするとかなり使いやすくなります。

強いて言えば、深さ調整のリングの締め付けが甘く、ずれてしまうことでしょうか。

さて、それは良かったのですが、問題は穴開け作業!

ドリルは径19mmのフォスナービットを使ったのですが、最初はよかったのですが、切れ味がいっきに悪くなってしまいました。

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ぜんぜん削れないわよ!このビット!!

まぁ、こんなものなのでしょうか。

とにかく、ダイヤモンドシャープナーでひたすら研いでなんとかしました!

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とりあえず、穴あけ終了!

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木工クランプのところにもあけて、ベンチドッグを入れます。

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ベンチドッグはdigramのものを取り寄せてみた。
これ、横に硬めのバネがついていて、穴が貫通していても、下に落ちることなく、すごくいい! もう4-5本欲しいところ。

 

作業台を塗装する|蜜蝋クリーム

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最後に、仕上げサンダーで汚れた天板をきれいにして、塗装します。

何せ、作業台を作るのに、作業台が無いから、作っている台の上で作業をしていたので、傷やら汚れやらついています(汗

塗装は、最近マイブームの蜜蝋クリームです。

これ、亜麻仁油や菜種油がミックスされた、コスパ最強の天然塗料でお気に入りです。 

 自作作業台の完成!

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やったー♪

これで心置きなくDIY&木工作業ができます><

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引き出し部も、すでに使っていますが、すごく使いやすい!

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道具置き場はもう少し追加できそうです。

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塗料が乾くのを待ちきれずに、カンナ作業をやってみました。

すごく使いやすくて、充実しますねー♪

使って3ヶ月の感想 追記です!

作業台としては、壁付けというのは仕方ないのですが、やはり大物はクランプの幅が狭かったりします。そして、これも仕方ないのですが、作業台のバイスクランプは右側にあったほうが使いやすいです。

私の場合、左側にしかつけられなかったのですが、固定してノコで切ったりするのには、やはり右がベター。

さらに欲をいえば、丸ノコテーブルがやはり作りたいところですね。

今後の課題とします!⇒作りました!

 

作業台完成までの過去記事

blog.xn--88jk1b3h2621awgsmct59ki4p.net

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鉋(カンナ)の研ぎ方・使い方|初心者DIYモード

鉋の研ぎ方と使い方について、簡単にまとめてみました。

研ぎ方ひとつでも、本格的な鉋のメンテは実に精密で細かく、初めて使う人にはちょっと大変です。

素人がDIY的に、安物のカンナでも、ちょっと木工作業するような場合に対応してシンプルに紹介したいと思います。

鉋の刃の出し方・入れ方

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まず、鉋の刃を取り外すときや刃を戻すときは、画像のように鉋台の頭の部分をゲンノウ(トンカチ)で叩きます。(左右調整には耳角を叩いたりします)

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このとき、裏刃(裏金)をひとさし指で押えると刃先が傷つかずにすみます。

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刃を出すとき(使うとき)は、刃の頭(赤印)を軽く叩きながら出していきます。

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刃が鉋台からうっすらと出てきます。

片寄れしていたら、鉋台や刃の頭の左右を軽く叩いて調整します。

鉋台の左右を叩くと、叩いたほうの刃が出てきます。

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鉋の刃を上から覗いたところです。赤い矢印のところが、本刃と裏金の隙間です

裏金をゲンノウで押し込んでいき、本刃のぎりぎりの部分に沿わせていきます。

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使わないときは、横に倒して(刃を地下に付けない)置くようにします。 

   鉋の刃を研ぐ|カンナの研ぎ方

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鉋はメインの本刃と裏金でセットになった二枚構造が基本になっています。

この裏金は買ったときから隙間がないように調整してあるはずなので、ヘタに研いだりしないでください。

使い込むうちに調整しますが、ちょっと使う分にはほとんど必要ないでしょう。

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本刃は裏面の刃の縁が鏡のように光っています。

ここが細いほど切れ味が良いとされていますが、逆に刃先の鏡面がなくなったら裏打ち(裏出し)という作業が必要です。

ただ、それも基本的にDIYレベルの使用頻度ではあまりやる必要はありませんが、刃先の鏡面の縁が無くなったら裏出し作業が必要です。

研ぐ面はもっぱら表の傾斜した面になります。 

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※仕上げ砥石#3000くらいで裏面をいったんこすり付けてみてください。10往復ほど縦に研ぎます。刃先のほうが当たって入ればOK

砥石を用意する|鉋で必要な砥石は3種

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砥石は3種類用意します。

荒目砥石・中砥石・仕上砥石です。

荒目#400-800

中砥石#1000-1500

仕上砥石#3000~

で良いと思います。

はじめは安物でもOKです。

なぜなら、匠な物を作るなら別ですが、熟練がない初心者なら高額な砥石をそろえるのもかなり抵抗がありますし、仕上げはサンドペーパーで十分でしょう。今は、、、→シャンプトンがおすすめ!

ただ、注意したいのは、

裏表で2種類使える砥石はダメです。

なぜならば、砥石の平面を出すために、砥石同士を擦り合わせます。

なので、裏表で荒と中がくっついていては、擦り合わせられません。

そうすると、平面出し用の修正砥石が別に必要になってきます。

(荒目が裏表(#400と600など)ついているのは大丈夫です)

 【重要!追記です】

その後、砥石にシャプトン 刃の黒幕 中砥#1500(ブルー)を使ったのですが、すごく良いです。

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シャプトンは高いのですが、その価値は十二分にありました。

まず、研ぎが早くすばらしいです。カンナの専門家の方にすすめられたので間違いないですが、#1000~#2000を中砥石として利用をオススメします。

私は現在、シャンプトンの#1000(オレンジ)、#1500(ブルー)、仕上げ用に#5000(紫)をつかっています。

基本、他の砥石がまったく使わなくなりました。

それから、この時は修正砥石を使っていませんでしたが、結局購入。スエヒロセラミック修正砥石も正解でした。

作業能率が上がります!

以上追記終わり

 刃こぼれした鉋は荒砥石で研ぐ

使う前には、しっかりと水につけて砥石に水をしみ込ませます。

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刃がガタガタだったり刃こぼれしている場合は、いったん、砥石面に刃を垂直に立てて刃先を落として見ます。

このとき白い線が出来るのですが、刃こぼれが深い場合は白い線が途切れていますので、さらに白い線がつながるまで削ります。

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刃こぼれしたり、刃先がかなり丸くなっていて(白い線が太い)状態なら、荒い砥石から研いでいきます。

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砥石の面に刃表をしっかりと密着させて、ゆっくりと前後にスライドさせます。

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刃先に白い線が見えなくなるまで研ぐ

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刃裏をさわるとガサガサ(返し)が出ています。

研ぐのが難しい場合

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両手で押えて刃が傾かないようにするのですが、けっこうこれが慣れないと難しいですね。

なので、研ぐのが億劫な方は、ガイドを使うことをおすすめします。

追記
※実際に購入してつかっていますが、けっこういい加減な作りなので、左右の噛みあわせが平になるように調整する必要があります。

ちなみにノミを研ぐのも少々調整が必要です。

鉋の切れ味が悪くなったら中砥石から研ぐ

基本的に刃こぼれしていなければ中砥石から研ぎ始めます

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刃がカタカタしないように若干斜めにあててスライドさせます。

砥石が片減りしないように、面いっぱいに使っていきます。

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水気がなくなってきたら、水を手にとって砥石に数滴たらします。

このとき、砥石からでたとぎ汁を流してはいけません

この研ぎ汁が大事だったりします。

とくに仕上げ砥石では研ぎ汁は大事です。

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返りを確認して、若干光沢がでてきたらOK 

仕上げ砥石で鉋刃を鏡面に仕上げる

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仕上砥石で研いでいくと、だんだん刃面が反射してきます。

全面がきれいになってきますが、大事なのは刃先です。

研ぐときのコツは、

気持ち的に刃先のほうに力が入るようにします。

そうしないと、手前ばかりが研げてしまいます。

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最後は刃裏の先(鏡面になっている部分)を砥石に押し当てて前後に擦って、返しをとります。

研いだ鉋の切れ味を試してみる

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安物の鉋でも、きれいなかつお節が出てきます♪

切れ味もよくて、超きもちがいいです♪ 

砥石のメンテ|砥石の平面出し

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砥石は刃物を研ぐと、少しずつ削れて、湾曲していきますから、研ぎ終わったら平らにしておきましょう。

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私はコンクリートブロックの平らな面を利用して、荒砥石を擦って平にしています。

これは訓練校で習ったやり方なので、古いですが別に平面調整砥石など必要なく、お得なやりかたです。→現在は修正砥石を使っています。そのほうが早いです。

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平になった荒砥石で、こんどは中砥石をすり合わせて平にしていきます。

さらに、中砥石で仕上げ砥石を調整します。

あとは、きれいに水洗いして乾かしておきましょう。

 ここで使っている鉋 角利 二枚刃鉋

鉋の収納と保管、調整

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鉋は温度変化や湿気を嫌います。私は作業台の壁にこのように立てかけています。刃はもちろん緩めて置きます。

それから、台には油をしみこませておきます。とくに削る面や木口面。そして、鉋刃も油をたっぷりとしみこませて、サビないように保管保管します。

不乾性の刃物用の椿油を使っています。

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台の削り面の調整もポイントがありますが、ここでは割愛します。

調整には、刃口に当てるため、切れ目が入った真直のストレート定規を使います。