田舎に暮らすぞ計画

東京を離れ、田舎に移住・・・八ヶ岳山麓での生活と田舎暮らしDIYの、発見の日々を綴る田舎暮らしブログ。

肘掛け付き木の椅子をハンドメイド前編|仮組みしたらマジでかっこよかった

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最近やっと気づいたのですが、このブログのDIY記事が長くて、スマホとかで見ると表示されるのに時間がかかりすぎています(汗

どうもすみません!

でも、まぁ、もしこれから自作する人のためになればと思って、ちょっと長めに紹介していますのでご勘弁ください。

今回は2回に分けます(笑

クリの木の椅子を自作してみた

椅子の自作、4脚目となる今回、クリの板を使って作ってみました。

クリとかナラとかって、なんか憧れの木材だったりします。

デザインは、ほんと、マネで申し訳ないのですが、いろんな木工クラフト工房のサイトを見ていろいろ参考にさせてもらっています。

f:id:KG555:20160428183124j:plainDAIROKUより

今回は、木好房 DAIROKUさまの工房の画像を見て一目ぼれしましたので、まねてみました。

こちらの工房の家具がシンプルですごく気に入っています(買わないけどね^^;

さてしかし、我が家には、旋盤等の大掛かりな機械がないので、それに適ったものを、ある材料をなるべく余すことなく作ることにします。

そして、いつものように設計図も無く、作りながら、どうするのかを考えて作っています。

…ホント、よくこれで出来るわw

   

椅子作成に使った材料

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椅子の座板

クリの板 1800mm×200~250mm×32mm 1枚

背もたれ板

クリの板 800mm×200~mm×28mm 1枚

肘掛け

クリの板 800mm×200~mm×25mm 1枚

足 肘掛け支柱

クリの板 900mm×150~200mm×42mm 1枚

背板の支柱

アパ(アフリカケヤキ)余り材 200mm×250mm×25mm

ホゾ用のクサビ

ブビンカ

   

椅子の座板を作る

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ワンパターンですが、板を半分に切って、ビスケットジョイナーでこれをくっつけます。

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接着面に横溝ビットで穴を開けたら、ビスケットを用意して、クランプスタンバイ。

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タイトボンドを塗りこんでクランプで圧着!
今回、大き目のベッセイクランプを導入してみましたが、パワーが違います。小型のクランプが負けて、ちょっと平にならずに反りました(笑

ボンドは、ふき取るのがもう面倒になってきたので、そのまま放置です。

どうせ板をあとから削りますので…

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固まったらカンナで慣らします。

裏面はある程度でOK。表はちょっときれいに平にしておきます。

いままで欅の板ばっかりだったので、クリの木の削りやすさといったらありません。

ビスケットジョイナーの使い方はコチラ
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背もたれ板、肘掛け板を作る

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背もたれとなる板を用意します。

丸ノコで両サイドを直角に切って、底面をカットして整えるだけです。

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こんな感じの端っこ材で肘掛けを作ります。

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とりあえず適当にカットしながら2枚できました。

右のヤツに決定。

椅子の足を作る

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足の材料はすこし厚めの板。ネットでいつも注文している木材屋さんがオマケで送ってくれた柾目(たぶん一枚板)の端っこ材がちょうどありました(感謝!

このときは、今回は脚をスリムにしてほぞ組みしようと思っていたのですが、いろいろ悩んで、けっきょく丸の貫通ほぞにします。

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とりあえずルーターできれいに45mmの角材にします。

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四角いうちにノコ目を入れておきます。

楔(クサビ)用です。

深さはホゾの幅より数ミリ浅いくらいで、座板に隠れる程度

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丸面ルーターでカット。

ルーターテーブルはこちら

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支柱を作る

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背もたれの支柱をつくります。

背もたれの厚みが25mm程度ですので、支柱の径は19mmにします。

ちょうど、このアパという赤っぽい端材が良さそうです。

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19mm角の棒が8本できました。

支柱は何本にするか決めてなくて、できた棒の数できめます(笑

一応、失敗の予備も計算に…でないとこわい!

最終的には支柱は6本にしました。

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足材の余り木で、肘掛けの支柱を作ります。

厚みから、ちょうど25mm角が2本とれそうです。

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こちらも、四角いうちに、片方にノコ目をいれておきます。

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丸面ビットでカットしていきます。

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とりあえず材料が揃いました!

 

椅子を組むための穴明け作業

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まずは、どのヘンに足をつけて、支柱を立てるかなどを、その場で適当に考えながら線引きしていきます(笑

足と背もたれは12°傾けます。足は左右に30°に開きます。

肘掛けは垂直。

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穴あけ用の治具を作ります。

治具といっても、斜めに傾斜した板を垂直ドリルガイドに取り付けるだけです。

板の角度が12°になったので、12°の角度で穴を開けます。

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墨付けした座面にビットで穴をあけます。

ルーターの丸面ビットで削ったホゾの径にあわせた、フォスナービットを用意しておく必要があります。

フォスナービットも、超硬素材の切れ味の良いモノにしたら作業が楽です。

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脚の穴を空けたら、ほぞのキツさなどを確認。

クサビをいれるので、ある程度ゆるいほうがいいみたいです。

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背もたれ板のコバ(板の長辺)に穴を開けるときは、板を、作業台と厚い板とでサンドイッチさせて固定し、ドリル台が当たる面積を増やします。

そして、横向けにあててクランプで固定してから穴を開けます。

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このとき、1人でクランプ固定するのは難しいのですが、このレバークランプだと簡単に片手で固定できます。やっぱりベッセイ!

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穴あけが完了しました!

 自作した椅子が予想以上にかっこよかった

 ほぞのキツさを確認して、支柱をペーパーで慣らしたら、仮組みしてみます。

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うぉお!かっこいい!

ホゾも前回の長椅子に比べ、スルっと入って完成度も高いです。

仕上げは来月に持ち越しです。

後半に続く

 

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